文学部アジア文明学科の1年次生が「古代エジプト ファラオと民の歴史」を見学しました

文学部アジア文明学科の1年次生が4月5日に横浜ユーラシア文化館で、本学と同館の共同企画「古代エジプト ファラオと民の歴史―東海大学のエジプトコレクション―」を見学しました。本学が所蔵する古代エジプト関連のコレクションや本学の文化財に対する研究成果、取り組みなどを学んでもらおうと、新入生研修の一環として実施したものです。当日は61名が参加し、教員や上級生の説明を受けながら館内を回りました。

参加者は小グループに分かれ、本学科の上級生やチャレンジセンターユニークプロジェクト「International Cultural Properties Project」(ICPP)に参加している文学部歴史学科考古学専攻の学生らの案内で展示室を見学。貴重な遺物のほか、本学が所有する古代パピルス文書の修復保存の取り組みなどに関する説明を、メモを取りながら真剣に聞いていました。また、特別企画「東海大学と宇宙考古学展」は、実際に宇宙考古学の研究に携わっている東海大学情報技術センターの恵多谷雅弘事務長が解説。衛星データ解析で発見した古代エジプト遺跡の画像や最新の解析手法を紹介しました。

参加した学生たちは、「東海大学が古代エジプトの貴重な資料を保管していることに感激しました。先輩の説明がわかりやすく、古代のアジア文明にますます興味がわいてきました」「自分も古代パピルス文書の修復にチャレンジしたい」などと感想を話していました。企画展を担当したアジア文明学科の山花京子准教授は、「昨年のオープンキャンパスに参加してエジプトや中近東に興味を持ち、本学科を選んだ学生も数多くいます。入学早々、研究室に来て上級生から指導を受けている新入生の姿を見ると、大変うれしく思います」とコメント。「古代パピルス文書の修復や遺物整理のプロジェクトも、広く学内外に認知されつつあります。学生たちがより充実した学習や研究ができるよう、プロジェクトの活動を充実させていきたい」と語っています。

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