展示会「大谷探検隊出発、戴冠式、ブラウネルコネクション」を開催しました

文学部歴史学科東洋史専攻では、6月9日から22日まで湘南キャンパス3号館4階の文学部展示室で、展示会「大谷探検隊出発、戴冠式、ブラウネルコネクション」(第304回文学部「知のコスモス」展示会)を開催しました。

東洋史の対象となる中央アジア・中国・インド地域の踏査と、遺跡や残存資料把握のため、浄土真宗本願寺派の大谷光瑞新門(後の法主)が派遣した「大谷探検隊」がイギリスのロンドンを出発したのは1902年8月16日のことでした。展示会では、当初は探検隊の出発が6月のエドワード7世の戴冠式の直後とされていたことをはじめ、新聞「The Times」にその出発記事を書き送ったのが日本で英語を教えていた経験を持つアメリカ人のC・Lブラウネルだったことを示す資料を紹介。戴冠式と戴冠記念観艦式に日本から参加した軍艦浅間と高砂の関係者の記録なども展示し、110年以上前の書物や雑誌の原本を通して、図版の迫力を味わいつつ、時代の雰囲気やつながっていく時間と人脈の背景を探りました。

会期中には学生や教職員だけでなく学外からも多くの方にお越しいただき、130名をこえる来場者がありました。

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