展示会「方言と考古学」を開催します

文学部歴史学科考古学専攻と日本文学科では、展示会「方言と考古学」(第330回知のコスモス)を10月11日(火)から開催します。古代日本国の記録によると、奈良・平安時代の東北地方には蝦夷(えみし)と呼ばれる人々がいて、東北各地に残る古い地名から、人々はアイヌ語を話していたと考えられています。しかしその地域に古くから残る津軽弁や南部弁、いわゆる「方言」にはアイヌ語はほとんどなく、むしろ日本語古語が残っています。なぜでしょう? 今回の展示では、東北地方の方言やマタギの言葉についての言語学的な研究成果と考古学の成果とを総合し、古代の蝦夷は東北地方に本当にいたのか、青森県などに現在住んでいる人々は、縄文時代以来そこにいた人々の末裔か、などを考えます。入場は無料で申し込みなどは不要です。考古学と言語学の両面から「日本語」と「日本人」の歴史に触れる機会に、ぜひご来場ください。

展示会「方言と考古学」(第330回知のコスモス)

【開催期間】
2016年10月11日(火)〜10月24日(月)
平日:9時30分〜17時
土曜:9時30分〜16時
※日曜は閉室

【会 場】
湘南キャンパス3号館4階文学部展示室
(神奈川県平塚市北金目4-1-1)

【交 通】
小田急線(新宿より快速急行約60分、小田原より約25分)「東海大学前」駅下車徒歩約15分、または『秦野駅行き』『下大槻団地行き』バス(約5分)で「東海大学北門」下車すぐ。またはJR東海道線「平塚」駅下車『東海大学行き』または『秦野駅行き』バス(約30分)で「東海大学正門前」下車徒歩5分
https://www.u-tokai.ac.jp/info/traffic_map/#shonan
(お車でのご来場はご遠慮ください)

【入場料】
無料

【お問い合わせ】
東海大学文学部歴史学科考古学専攻事務室
TEL:0463-58-1211(内線3106)