卒業論文説明会と卒業論文発表会を開催しました

卒業論文説明会(各ゼミ)と卒業論文発表会(歴史学科・東海大学史学会共催)を開催しました

卒業論文説明会
日本史専攻では、例年2月上旬に開催される卒業論文発表会にあわせて、各ゼミで卒業論文説明会を開催しています。この説明会は、ゼミによって内容は異なりますが、卒業論文を提出した先輩のゼミ生(4年生)が、後輩のゼミ生(3年生)に、執筆した卒業論文の内容を紹介したり、卒業論文を執筆する心構えや就活と卒業論文との両立についてアドバイスしたりする機会となっています。

兼平賢治先生(日本近世史)のゼミでは、2月4日(金)の午前中にリモート(Zoom)で開催しました。神奈川県内の自治体の職員に採用が内定した学生と、民間企業に就職が内定した学生の2名が、卒業論文については史料収集の重要性を、就活については情報収集を怠らないこと、時には気分転換も必要であることを、後輩にアドバイスしていました。後輩からの質問も受け付け、有意義な会となりました。

卒業論文発表会
歴史学科(日本史専攻・西洋史専攻・考古学専攻)と東海大学史学会が共催となり、例年2月上旬に卒業論文発表会を開催しています。今年度は2月4日(金)の午後に、リモートで開催しました。各専攻から2名、優秀論文に選ばれた学生が卒業論文を発表します。本専攻からは、三田武繁先生(日本中世史)のゼミから橋本萌実さんが「室町時代の准母・女院」、兼平賢治先生(日本近世史)のゼミから井上友翔さんが「黒田騒動の再検討―家老黒田一成と東蓮寺藩主黒田高政を中心に―」と題して発表しました。橋本さん、井上さんともに、先行研究に対して、史料を基に、独自の視点から論文を執筆した点が評価されました。

発表を終えた橋本さんは、「約1年かけて取り組んできた研究の成果を、このような形で披露することができ、とてもいい機会をいただけたと感じています。」、井上さんは、「緊張しましたが、研究の成果を多くの方に聞いていただけて嬉しかったです。これから卒業論文に取り組む後輩の皆さんの参考になれば良いなと思います。」と、感想を話してくれました。