神奈川県内の史跡や博物館を見学してきました

春期休暇中に神奈川県内の史跡や博物館を見学してきました。

新型コロナウイルスの感染拡大にともない、文学部歴史学科日本史専攻では、2020年以降、春期休暇中の恒例行事であった研修旅行の実施を見送ってきました。しかし、この行事が、学生の知的好奇心を刺激するとともに、学生間の交流を活発にする貴重な機会であることから、古代、中世、近世、近現代の各時代を専門とする4人の教員が、それぞれの時代に関する神奈川県内の史跡や博物館などを引率してめぐる4つの日帰りコースを設定するというかたちで、3月上旬から中旬にかけて研修旅行を実施しました。

4つのコースの見学先は以下の通りです。
・古代史コース(畑中彩子先生引率)
 相模国分寺跡、海老名市立郷土資料館、比々多神社など
・中世史コース(三田武繁先生引率)
 鎌倉歴史文化交流館、寿福寺、鏑木清方記念美術館、鶴岡八幡宮、鎌倉国宝館など
・近世史コース(兼平賢治先生引率)
 箱根町立郷土資料館、箱根関所、箱根関所資料館など
・近現代史コース(山本和重先生引率)
 徳富蘇峰記念館、大磯町郷土資料館、旧吉田茂邸など

各コースに参加した学生からは、「普段いかないような場所に行くことが出来て、様々な発見があったと感じました。先生の話や学芸員の方の話を遺跡や作品の前で聞けたことはとても貴重な体験でした」、「実際に現地へ足を運び、自分の足で探索することで、本で読んだ内容などが現実味を帯びました。規模や距離、地形といったことにかかわる情報を、知識から経験へと変えることが出来、とても有意義なものとなりました」、「箱根の歴史を学ぶだけでなく、同じ専攻の他学年の学生と交流する機会にもなり、有意義な一日となりました」、といった感想がありました。

古代史コース 相模国分寺跡
中世史コース 寿福寺
近世史コース 箱根関所
近現代史コース 徳富蘇峰記念館