「三保マリンスポーツ実習施設」が完成

「三保マリンスポーツ実習施設」が完成

学園ゆかりの地である三保半島の先端に「東海大学清水校舎三保マリンスポーツ実習施設」が竣工し、4月12日に開所式を開きました。この施設は本学の海洋 スポーツ関連の授業はもとより、海洋スポーツをキーワードにした学内連携や地域連携を主眼として新設したものです。施設は軽量鉄骨造の2階建てで、三保半 島の先端にある海洋学部の海洋科学博物館、自然史博物館に隣接し、穏やかな三保の内海に面しています。内部には男女別の更衣室やロッカー、温水シャワー設 備や洗面所、トイレなどを完備し、2階には約40名を収容できる会議室があります。

開所式は、清水海上保安部の田村安正部長をはじめ近隣自治会の方々を来賓に迎え、本学から田中康夫副学長、平野葉一学長室長、川上哲太朗教学部長、本学部の千賀康弘学部長らが出席。本学関係者や建設にご協力いただいた企業の関係者など約50名が参加しました。

開会にあたり、千賀学部長が施設の概要を紹介。「この施設は本学部のスキューバダイビング、シーカヤック、ウィンドサーフィンなど海洋スポーツ関連の授業 を通じ、すべての学部生が使用するものです。施設の完成により実習環境は格段に向上しました。この施設を活用して多くの学生に三保の海を好きになってもら い、日本や世界の海を大事に思い、海を愛する気持ちを育んでほしい。これからも地域の皆さんに温かく見守っていただきたいと思います」とあいさつしまし た。

続いて田中副学長があいさつに立ち、「本学は長年にわたり清水地区の皆さんとともに歩んできました。ここは、東海大学の付属幼稚園から大学院までがそろう 特別な地域です。この地に20年来の念願である若者のための施設が完成したことは大きな喜びです。これからも、変わらぬご支援をお願いします」と祝辞を述 べました。また、来賓を代表して地元の静岡市三保連合自治会の櫻田芳弘会長から、「さまざまなマリンスポーツで賑わう三保の海で、安全安心を守る拠点と なってほしい。これからも協力していきたいと思います」との言葉をいただきました。

式では、千賀学部長から施設の建設を担当した鈴与建設株式会社に感謝状を贈呈。田中副学長、千賀学部長らが施設の開所を告げるテープカットを行い、施設見 学会も実施しました。最後に出席者への記念品として、本学チャレンジセンター・ユニークプロジェクトに採択され本学部で活動している「海の森プロジェク ト」のメンバーが、地元の漁業関係者らの協力を受けて養殖した乾燥昆布が記念品として供されました。

「三保マリンスポーツ実習施設」が完成

「三保マリンスポーツ実習施設」が完成