学生が地域と連携し、整備した「折戸潮彩公園」が完成しました

海洋学部環境社会学科の学生団体SDECのメンバーと地元住民、東海大学海洋学部、行政(国土交通省、静岡県、静岡市)により「地域の方に利用され、愛される公園」を目指し、潤いある親しみやすい公園「折戸潮彩公園」が完成しました。今後の維持管理については、清水港ポートサポーター制度による官学民協働の体制がとられ、3月23日にその調印式と案内看板の除幕式が行われました。To-Collaboプログラムの一環として、2013年2月から活動を始めた学生たちは、3年間で地域住民とのワークショップを12回実施。住民との意見交換、全国の公園のニーズ調査等、様々な人々の意見や議論を重ね、参加者の合意形成を図りながら「潮風香る憩いの場」をテーマに公園をデザインしてきました。

約1万1000㎡の敷地には、休憩所となる東屋やベンチ、水飲み場などを整備。昨年6月には、海洋学部生や付属静岡翔洋高校の生徒、折戸地区の住民をはじめ、行政、企業関係者ら約340名が参加した芝植えイベントを開催しました。除幕式では関係者挨拶後、鈴木健太朗さん(4年次生)から地元住民、学生、行政の協働によるワークショップと通じて、公園整備への参画意識が生まれたことや、公園のゾーニング、コンセプトなどの設定、住民に理解を得やすくするためにCGシミュレーション、模型を制作し合意形成を図ることに努めたことの経過報告があり、「ワークショップやイベントを通じて、地域の方々の公園への愛着や関心が高めることができたと思います。いつまでも愛される場所になってほしい」と期待を述べました。指導に当たった東惠子教授は、「これからも学生とともに、この公園の維持や管理を含め利用を考5年後、10年後と地域の皆様とともに育て、地域に愛される公園にしていきたい」と話しました。

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