「第4回食物アレルギー対応食料理コンテスト」の学生部門で入賞しました

海洋学部水産学科食品科学専攻3年次生の3名がこのほど、「第4回食物アレルギー対応食料理コンテスト」(主催:公益財団法人ニッポンハム食の未来財団)の学生部門で入賞しました。食物アレルギーに悩む人でも食べられる料理のレシピを提案するコンテストで、3名は卵、エビ、イクラのアレルギーを持つ人でも食べられる『ほーんとにちらし寿司ぃ!?』を出品。3月23日にコンテストの公式サイトで結果が公表されました。

3名は東海大学チャレンジセンター・ユニークプロジェクトの「商品開発プロジェクト」に所属し、日ごろから地域の活性化につながる新たな食品の試作品を考案していることから、本コンテストへの参加を決めました。本学部の授業「フードコーディネート論」を指導する本学短期大学部食物栄養学科・高塚千広准教授の指導のもと、食物アレルギーに対応したレシピづくりに挑戦。『ほーんとにちらし寿司ぃ!?』は、ちくわを着色した「エビ」や、しょうゆとカツオ出汁で漬け込んだタピオカの「イクラ」、ニンジンのペーストで見立てた「ウニ」、高野豆腐を甘く味付けた「卵焼き」など、ちらし寿司の定番具材をさまざまな食材で代用しています。また、食物アレルギーの原因となる特定原材料7品目(卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに)に入っていないマグロやキュウリといった食材は使用できることから、本物に近い華やかなちらし寿司が完成しました。

メンバーの富永基訓子さんは、「小麦粉アレルギーの友人が日ごろ、“食べられないものが多い”と悩んでいる姿を目にしていたことから参加を決めました。プロジェクトで料理を試作した経験はあっても、形や触感が近い食材の選定や調理方法は自分たちだけでは思いつかず、高塚先生に教えていただく中で勉強になることがたくさんありました」と振り返ります。また、「ゼロからレシピを考えるため、調味料の量や煮込む時間などは何度も試行錯誤する中で本当にできるのかな? と不安になってこともありましたが、完成した料理を見て、“何事もやってみなければわからない”と感じました。この成果を友人やプロジェクトのメンバーに共有し、今後も新しいレシピの開発に挑戦していきたい」と笑顔を見せました。

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