海洋学部海洋生物学科の村山司教授が、11月14日から日本科学未来館(東京・お台場)の常設展「未来をつくる」に新しく加わった「計算機と自然、計算機の自然」に協力しています。同館の常設展は先端科学技術を宇宙、生命、情報といた大きな視野でとらえ、「世界をさぐる」「未来をつくる」「地球とつながる」の3つのゾーンを設けています。今回新たにオープンした「計算機と自然、計算機の自然」はメディア・アーティストで筑波大学准教授の落合陽一氏が総合監修を務めており、展示のひとつとして、音を使って瞬時にさまざまな情報処理やコミュニケーションを行うイルカを「バイオコンピューター」と捉え、その機能や能力に着目した展示について協力依頼がありました。実際のイルカの鳴音を提供するとともにその機能を解説した村山教授は、「今回の常設展はこれまでとは違う感性の展示で、まさに『近未来』を想起させます。間もなく訪れるであろう、AI、データ、デジタルといった言葉が身の周りにあふれる世界に浸ってほしい」と語っています。
常設展示「計算機と自然、計算機の自然」
【場所】
日本科学未来館(東京都江東区青海2-3-6)
https://www.miraikan.jst.go.jp/