「富士山麓アカデミック&サイエンスフェア2019」で研究発表賞を受賞しました

大学院海洋学研究科2年次生の伊藤菜波さんをはじめとする海洋学部海洋生物学科の研究グループ(指導教員=野原健司准教授)が、昨年11月27日に静岡県沼津市・キラメッセぬまづ(プラサヴェルデ多目的ホール)で開催された「富士山麓アカデミック&サイエンスフェア2019」のポスター発表で最優秀賞を受賞。2月20日に清水キャンパスで本学部主催の表彰式を行い、秋山信彦海洋学部長から表彰状を手渡しました。同フェアは、静岡県東部地域を中心とした高等教育機関(大学、短期大学、高等専門学校)・企業・行政が連携し、日ごろの研究成果を広く発表するもの。異分野の学生が交流を深めることも目的の一つです。今回はほかにも、5名の学生が優秀賞を受賞しました。

伊藤さんの研究グループは、「日本産トラザメ属2種間にみられる形態的・遺伝的差異の実態」をテーマに発表。日本に生息するトラザメ属の2種「トラザメ」と「イズハナトラザメ」が同種異名であるという海外研究者の意見をもとに調査した結果、トラザメには形態的・遺伝的に異なる地域個体群が存在し、イズハナトラザメはその1部に含まれることを報告しました。

伊藤さんは、「両種の分布域を広くカバーした分析を行うことで、これまでにない詳細な検証ができました。その成果を皆さんに評価していただき光栄に思います。今後は論文化に向けて努力したい」と話しています。

今回の受賞者は以下のとおりです。
◆最優秀賞
伊藤菜波さん(大学院海洋学研究科海洋学専攻修士課程2年次生)他の研究グループ
◆優秀賞
飯田茜さん(大学院生物科学研究科生物科学専攻博士課程2年次生)他の研究グループ
「東南アジアで大量発生する大型クラゲ2種のポリプの成長・無性生殖におよぼす水温・塩分の影響」
井澤崚二さん(海洋学部環境社会学科4年次生)他の研究グループ
「三保半島及び牧之原地区におけるアボカド露地栽培の試行」
木下日波乃さん(海洋学部水産学科生物生産学専攻4年次生)他の研究グループ
「西表島網取湾における2016年大規模白化後のサンゴ群集の回復状況」
駒﨑龍勢さん(海洋学部環境社会学科1年次生)他の研究グループ
「真崎海岸・三保内海におけるマリンレンジャーの活性化とごみ問題」
見﨑日向子さん(大学院海洋学研究科海洋学専攻修士課程2年次生)他の研究グループ
「サクラエビの食性解析 ~3つの手法による多角的な検討~」

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