海洋学部海洋生物学科の西川淳教授が監修を担当した、国立科学博物館発行の情報誌『ミルシルVol.14』が9月1日に発行されました。同誌は、「自然と科学の情報誌」をテーマに、読者に「聞いてミル」「やってミル」体験を通して豊かな知識を「シル」きっかけにしてもらおうと隔月で発行されています。
西川教授は、東南アジア諸国から清水キャンパスが面している駿河湾といった国内外のさまざまな海域を対象に、クラゲをはじめとしたゼラチン質動物プランクトンの分類や多様性などについて研究しています。今号では特集「クラゲ~水中を浮遊する不思議な生き物たちの生態に迫る~」の全体監修を担当し、「クラゲとはどのような生き物か?」「ヒトの食料としてのクラゲ」のページも執筆。国内の研究者に協力を依頼し、16ページにわたる特集をまとめました。
西川教授は、「クラゲをはじめとした海洋生物に興味があるどの世代にも伝わるよう、わかりやすい内容や言葉選びを心がけました。執筆・編集に携わってくださった皆さんの協力もあり、充実した内容になっていると思います。ぜひ多くの人に手にとってほしいです」と話しています。
情報誌『ミルシル』は国立科学博物館のウェブショップ(http://www.infoparks.jp/kahaku/)などから購入することができます。