海洋生物学科の卒表生が学会で学生優秀発表賞を受賞しました

2023年度 海洋生物学科卒業の佐々木萌々さん(指導教員:西川淳教授)が、2024年9月14日に島根大学松江キャンパスにて行われた日本プランクトン学会・日本ベントス学会合同大会において、卒業研究として取り組んだクラゲに関する研究発表を行い、学生優秀発表賞を受賞しました。研究発表のタイトルは「タコクラゲMastigias sp.ポリプ期の体成長および無性生殖におよぼす塩分の影響」(発表者:佐々木萌々・西川淳)で、タコクラゲが塩分の違いによってどのように成長したり増殖するかについて明らかにし、このクラゲの適応戦略について議論しました。

佐々木さんは、「他の研究者の皆さまによる素晴らしい発表が多く、賞をいただいた際は大変驚きました。地道にデータを収集し、研究として形にするまで粘り強く取り組んできた成果だと思うと、とても感慨深いです。また、研究を進めるにあたり、学部4年生の頃から親身にご指導くださった西川先生をはじめ、多くの先生や先輩のご指導とご助言に支えられました。さらに、発表練習などを共に頑張ってきた同期の存在も非常に大きかったです。この場をお借りして、皆様に心より感謝申し上げます。今後も努力を惜しまず、タコクラゲの研究を続け、その生態の解明に少しでも多く貢献できるよう取り組んでまいります」と語っています。

また、指導した西川教授は、「今回の受賞は博士課程の学生も多く発表した中でのもので、快挙だと思います。本人の努力が実を結び、とてもうれしく思います」と述べています。