医学部看護学科の学生サークル「地域の絆を支え隊」が伊勢原市あかね台地区の夏祭りの運営に協力しました

医学部看護学科の学生が立ち上げたサークル「地域の絆を支え隊」が、7月26日に伊勢原市あかね台地区で開かれた夏祭りの運営に初めて協力しました。3年次生4名と1年次生8名がフルーツポンチの屋台を出店するとともに来場者に熱中症予防を呼びかけ、祭りを盛り上げました。

同地区と学生とのコラボレーションは、自治会役員から本学科の島本さと子講師を通じて提案を受けて始まったものです。昨年11月に、当時2年次生だった藤川遥菜さんと新井来望さん、浅川結実さん、山本愛佳さんの4名が自治会の役員から地区の現状や住民の交流促進を目指す活動について説明を受け、「地域の絆を支え隊」を結成。クリスマス会の見学や自治会のリーダー会への参加を通じてあかね地区への理解を深め、今年度はSNSによる自治会会報で健康にまつわる情報を発信するなどの取り組みを進めています。

夏祭りでは、学生たちが会場アナウンスで熱中症の予防を呼びかけるとともに啓発用のチラシを配布。フルーツポンチは小学生が何度も買いに来るなど人気を集めました。会場では参加者が、「チラシを見て、あらためて熱中症予防に気をつけようと思いました。学生さんが参加してくれてうれしい」「私の孫は東海大学医学部付属病院で生まれました。皆さんもすてきな看護師を目指して頑張ってください」などと学生に声をかける姿が見られました。

「地域の絆を支え隊」を立ち上げた4名は、「自治会の皆さまや先生に指導していただきながら啓発チラシを作成するなどの準備を進めてきました。地域の方との交流を通じて得られた貴重な経験や学びを今後に生かすとともに下級生に引き継ぎ、継続して地域の活性化に貢献できればうれしい」と語り、1年次生の徳野帆香さんは、「たくさんの方と触れ合い、地域のつながりや温かさを感じることができました。熱中症の啓発活動は、地域の方の健康意識の向上に役立ててもらえたと思います。今後もこうした活動に積極的に参加したい」と話していました。

島本講師は、「1年次生は参加者との交流を通して看護職としての支援の一端に触れ、手ごたえを感じる場面もあったようです。3年次生は自分に何ができるかを主体的に考えながら皆で協力する大切さを意識して行動しており、頼もしく感じました。看護職として、個人として多様な気づきを得るとともに、支援者としてのやりがいや喜びを実感する機会にもなったと思います」と語っていました。