看護の実践には、Science(科学)と Art(芸術・技術)のバランスが重要であると言われています。東海大学の創設者である松前重義博士の「自然と人間の調和」「科学とヒューマニズムの融和」という建学の精神を活かした学びの環境に加え、古くから庶民の山岳信仰の対象である大山(標高1,252m)と近接した高度医療を提供する医学部付属病院という環境は、看護の本質を学び考える者にとって最適な環境です。このような最適な学びの環境において、東海大学の建学の精神と看護の本質を具体化したカリキュラムで、人々の心身の健康維持増進に寄与できる看護専門職育成をめざしています。
看護学科の特色
人の存在を理解できる豊かな人間性を養う
人を身体的、精神的、社会的に統合された存在として幅広く捉え、健康を自然、歴史、文化的環境との相互作用から理解することが必要です。そのため、教養科目のなかに人間理解のための科目を豊富に開講しています。
科学的、論理的思考を身に付け、適切な技術を体得する
専門領域別の看護学を学ぶと同時に、小グループによるケーススタディや学内演習を通して応用能力を付けます。また、実習は、大学病院、地域の病院、老人保健施設、保育園、保健所、市町村保健センター、企業の健康管理センターなどさまざまな場所で行っています。
医療チームの一員として他職種の役割を理解し、協働能力を培う
医療の高度化と専門分化が進む今日においては、チーム保健・医療がますます重要になり、そのなかで看護独自の専門性を発揮するとともに、他職種の役割を理解し、ともに働く調整能力が求められます。そのため、本学医学部医学科と健康学部健康マネジメント学科、さらに昭和薬科大学と連携し、他職種との連携の意義を学ぶ機会を設けています。
新しい時代の国際社会に貢献できる能力と国際性を身に付ける
看護においても国際交流がますます重要になり、国際性豊かな人材の育成が求められています。本学科では、デンマークやアメリカでの短期海外研修プログラムを準備し、学生交流や実際の看護ケアに参加する機会を提供しています。