「東海大学伊勢原キャンパス1号館耐震化推進事業(仮称)新1号館他新築工事」の地鎮祭を執り行いました

伊勢原キャンパスで11月4日に、「1号館耐震化推進事業(仮称)新1号館他新築工事」の地鎮祭を執り行いました。この工事は、医学部と医学部付属病院の創設50周年記念事業の一環として実施するものです。式典には、学校法人東海大学の松前義昭総長・理事長や本学の木村英樹学長をはじめとする学園の教職員と学生代表の小澤康汰さん(医学部医学科5年次生)、伊勢原市の萩原鉄也市長、工事関係者ら約100名が列席。伊勢原市・比々多神社の神職が神事を行い、工事の安全を祈願しました。

新1号館は、鉄骨造と鉄筋コンクリート造のハイブリッド構造による地上9階地下1階建てで、建築面積5,018.65㎡、延床面積31,632.35㎡。「世界トップの医学教育・研究拠点」として2028年3月に竣工する計画です。学生の総合的な学修の場となるラーニングコモンズを教員らが在籍する医局の近くに配置して教育環境の充実を図るとともに、生命科学統合支援センターなどの研究支援機能を4階に集約してイノベーションの共創拠点を構築。エントランスホールや各階中央に設けたコミュニティーコーナー、キャンパス内の医学部付属病院(5号館)につながるメディカルデッキを、AIやIoTといった先端技術を用いた情報の発信・共有の場としても活用するなど、新しい医学部を創造するフューチャープラットフォームとしての機能を拡充しています。

さらに、大規模な地震や自然災害といった緊急事態発生時に、建物内部の人や研究資産の損害を最小限にとどめて業務継続を可能にするための免震構造や電気・給排水設備を採用。室内環境の快適性とメンテナンス性、省エネルギー性、感染対策を向上させた空調システムも導入します。このほか、動物飼育実験部門を現4号館と実験動物研究センターに集約・改修する工事や、カフェを併設したバス待合棟の新築工事も行います。

神事の後にあいさつに立った松前総長・理事長は、医学部が建学100周年に向けて掲げたビジョン「先駆ける医学部・医学部付属病院」を目指して展開している、「世界が求める良医・看護師の輩出」や「教育・研究・診療が融和した未来医療の創造」といった4つの教育・運営戦略を紹介し、「最先端の教育環境を整備した新1号館が、その実現に向けた大きな柱になり、人間性豊かな医療従事者を育成する場となることを切に望みます」と語り、萩原市長は、「学生たちの新たな学び舎として、素晴らしい建物が完成することを楽しみにしています」と期待を寄せました。

※完成予想CGは「東海大学医学部・医学部付属病院創設50周年記念事業記念サイト」(下記URL)からご覧いただけます。
https://50th.med.u-tokai.ac.jp/