
医学部付属病院研究イノベーションセンター研究支援室の横田秀和室長(本センター次長)と職員の中津川理絵さん、小泉絢さんがこのほど、「認定研究公正アドバイザー(Certified Research Integrity Advisor=CRIA)」の資格を取得しました。この制度は、一般財団法人公正研究推進協会が研究公正に関する幅広い知識を有する人材を養成し、大学などの研究機関における研究不正の未然防止と公正な研究活動の推進を図ることを目的として2025年から開始したものです。第1回の認定試験は同年11月1日に実施され、12月15日に合格者が発表されました。
CRIAには、研究公正についての教育教材や教育手法、研究不正告発への対応に関する知識をはじめ、多様な相談に対して関連ガイドラインに基づいて考え方を示す能力などが求められ、各研究機関には少なくとも1名以上の在籍が望ましいとされています。
科学研究費の申請や予算執行管理を担当する中津川さんは、「必要に応じて教員への確認や情報提供ができるよう、体系的な知識を身につけたいと考えました。認定試験を通じて得た知識を生かし、先生方をサポートしたい」と語り、研究インテグリティ(研究の健全性・公正性)に関する業務を担う小泉さんは、「日本学術振興会や公正研究推進協会のeラーニングプログラムの受講により研究公正に関する理解を深めました。引き続き研究機関の職員として求められる知識を強化したい」とコメント。横田室長は、「CRIAの取得は、“自分は公正な研究活動のサポート人材である”という自覚と自信を職員にもたらします。研究者にCRIAの存在を知っていただき、遠慮なく相談してもらえる関係を構築したい。そこから得られる双方の気づきが、公正な研究活動に対する深い理解につながると考えています」と話します。
本センターの八幡崇所長(医学部医学科基礎医学系生体防御学領域教授)は、「研究活動の適正な実施において、研究公正への意識醸成と実践支援は、今後ますます重要になります。研究公正の取り組みは研究現場に近い立場からの支援があってこそ実効性が高まります。研究活動を最前線で支援する事務系職員がCRIAを取得したことは、研究者にとって心強い相談・助言体制が強化されたことを意味し、本学の研究機関としての信頼性向上にも寄与すると期待しています」と述べています。