
医学部付属病院にアフラック生命保険株式会社からこのほど、小児がんの子どもたちを応援するためのアヒル型ロボット「My Special Aflac Duck ®」5体が贈られました。4月28日に本病院で贈呈式が行われ、同社湘南支社長の大隅太郎氏から小児科の山本将平医師(医学部医学科教授)にロボットが手渡されました。
「My Special Aflac Duck ®」は、笑顔などの表情が書かれたカードを胸にかざすとその感情を鳴き声で表現したり音楽に合わせて踊ったりするなど、多様な遊びができるロボットです。同社では社会貢献活動として2019年から病院や小児がん患者の支援団体に寄付しています。
贈呈式では大隅氏が、「小児がんに罹患されたお子さまが心を和ませ、周囲と円滑なコミュニケーションを取れるよう役立てていただければうれしく思います。子どもたちの笑顔が少しでも増えるよう願っています」とあいさつ。続いて山本教授が、「入院中で遊ぶ機会が少ない中で、皆が自由に使えるおもちゃがあるのは大変ありがたい。子どもたちの気持ちもやわらぐと思います」と感謝の言葉を述べました。
アヒル型ロボットを手にした子どもたちは、なでたり抱いたりしながら「かわいい」と笑顔を見せ、見守る看護師は「お見舞いに来た家族も癒やされるのでは」とコメント。山本教授は、「現在、約20名の子どもが入院してがんと闘っています。ロボットと遊んで気持ちが穏やかになれば、治療に臨む姿勢も前向きになってくれると思います。がんに罹患した子どもたちはもちろん、応援してくださる方のためにも、さらに努力を続けます」と話していました。

