体育学部生涯スポーツ学科の久保田晃生教授と、研究室に所属する学生、研究生の計5名が、5月31日に秦野市保健福祉センターで行われたウォーキング講座に協力しました。さまざまなスポーツを通して市民の健康づくりや街の活性化につなげようと実施される「はだのチャレンジデー2023」の一環として実施されたもので、一般市民22名が参加しました。
初めに久保田教授が、加齢にともなって筋肉が減少する「サルコペニア」について解説。「サルコペニアは、つまずき転倒の増加や歩行速度の低下につながり、健康状態と要介護状態の間である“フレイル”になるリスクも高まります。ウォーキングは有効的な予防策の一つなので、楽しく運動しながら予防しましょう」と呼びかけました。その後は実技講座として、参加者の握力・歩行速度の計測し、学生たちが自宅でできる簡単な体操を紹介。久保田教授が、正しいウォーキングフォームや適切な速度を意識した歩き方について指導し、参加者のフォームが改善されると、拍手が起きていました。
講座終了後には参加者から、歩き方の細かいポイントについて多くの質問が寄せられました。古川要さん(生涯スポーツ学科4年次生)は、「体操やウォーキングを真剣に取り組む参加者の方々を見て、健康を重視している方が多くいるのだと改めて実感しました。紹介した体操でさらに健康になってくれたらうれしい」と話していました。