物理学科の山口教授がレーザー学会から表彰されました

理学部物理学科の山口滋教授が5月29日に、大阪府で開催された一般社団法人レーザー学会総会で表彰されました。長年にわたり同学会の組織・支部の運営や発展に尽力した会員に贈られるもので、今回は山口教授を含む5名に感謝状が授与されました。

山口教授は、高品質な赤外線レーザーを発生・利用する技術を長年にわたって研究。レーザー分光の光源や計測応用研究での貢献が認められ、2018年には同学会フェローに認定されています。また、学会論文誌の編集委員や運営審議委員を歴任したほか、2013年度から23年度まで東京支部長を担当。在任中は自身の専門分野だけでなく、加工、計測、医療応用といった研究会を企画して研究者間の交流を促進するとともに、大学や企業、国の研究機関に参加を呼びかけ、学会活動の運営とその活性化を図ってきました。24年1月には、学会創立50周年記念学術講演年次大会の企画・運営を担当し、同学会で初めて女性研究者を実行委員長に登用するなど男女共同参画の場を設け、多様な研究者が学会運営に参画できる環境づくりにも取り組みました。今回の表彰は、こうした長年にわたる学会運営への貢献が評価されたものです。

表彰を受けて山口教授は、「レーザー学会には、企業の研究者も多く参加しているため、産官学の取り組みが活発です。私は大学院生に対して、常々、専門性を高めるとともに幅広い視野を持つよう指導してきており、そのためには多くの人に会って意見を聞くことが大切だと伝えてきました。こうした思いから、東京支部では年に3回研究会を開き、そのうち1回は大学院生などの若手研究者が企業の方々の前で発表・交流する機会を設け、定着させることができたと自負しています。今回、長年の実績を評価していただいたことをうれしく思うと同時に、今後は学会に新しい風を入れるためにも、若手の研究者たちが定期的に研究会開催などの企画提案やまとめ役を担当するサイクルをつくってもらいたいと考えています。“研究者は研究に徹する”ことはもちろん重要ですが、広い視野を持って、人をまとめたり物事を判断したりする立場を経験することが、研究活動をさらに活性化させ、次世代の研究人材を育成することにもつながると思います」と話しました。