総合理工学研究科の大学院生と理学研究科の大学院生が「10th International Discussion Meeting on elaxations in Complex Systems 2025」に参加しました

総合理工学研究科の古旗華保莉さんは「Water dynamics in protein-water mixtures at subzero temperatures using dielectric spectroscopy(誘電分光法を用いた氷点下におけるタンパク質水溶液中の水ダイナミクス)」、同研究科の樋口将馬さんは「Dielectric relaxations of two α processes, multiple ice, and uncrystallized water in aqueous fructose solutions(部分的に氷結したフルクトース水溶液で観測された二つのα緩和、複数の氷の緩和、不凍水の緩和)」、理学研究科物理学専攻の大木耀介さんは「Dielectric Relaxation of Ice in Partially Crystallized Sucrose-Water Mixture(部分的に氷結したスクロース水溶液中の氷の誘電緩和)」というタイトルで22日と24日の両日にポスター発表を行いました。
 
古旗さんは「会期中は、論文で名前を見かける著名な研究者による口頭発表を聴講することができ、大変刺激を受けた。また、自身のポスター発表にも足を運んでくれ、意見交換を行うことができた。本学会を通じて、海外における最新の研究動向を把握するとともに、国際的な研究者との交流を深めることができたので、今回の貴重な経験を今後の研究活動に活かしていきたい。」と語りました。
樋口さんは「国際会議での発表は研究分野の知見を深め、海外の研究者と直接議論する良い機会になりました。日本に帰国後、英文のジャーナル紙への論文投稿に向け引き続き励みます。」と語りました。
大木さんは「複雑系の緩和現象という共通のテーマに対して多様なアプローチがあることに気付かされ、知的好奇心を大いに刺激される学会でした。広げた見聞を自身の研究に活かし、より発展させていきたいです。」と語りました。