ノースダコタ大学と学生の留学に関する協定を更新しました

東海大学では5月15日に、ノースダコタ大学との工学部航空宇宙学科航空操縦学専攻の学生の留学に関する協定を更新しました。本学は全日本空輸株式会社の全面的な協力のもと2006年4月に、日本初となる産学連携による民間航空機操縦士養成コースとして同専攻を設置。ノースダコタ大とは2005年に最初の協定を調印して以来、同大内に本学の飛行訓練センターを設けて学生の飛行訓練を実施しており、今回は10年と14年に続いて3回目の更新となります。これまで全日空への63名をはじめ、各航空会社に282名のパイロットを輩出しており、機長として乗務している卒業生も続々と誕生しています。

本専攻の学生は1年次に、国内で「事業用操縦士」と「計器飛行証明」の学科試験に合格するためのライセンス取得科目と航空英語を含む留学のための英語を集中的に履修。2年次からはノースダコタ大に留学し、15カ月間の課程を通して実機によるフライト訓練を受け、留学期間中にアメリカ合衆国の操縦士免許と日本国内の操縦士免許(いずれも事業用操縦士免許および計器飛行証明)の双方を取得し、帰国後は卒業研究に取り組みます。

湘南キャンパスで行われた調印式には、ノースダコタ大学航空宇宙財団のチャック・ピネオ社長とディック・シュルツ運航部部長、ポール・リンドセス航空宇宙学部学部長、大山龍一郎工学部長ら両大学の関係者が出席。ピネオ社長と大山学部長が協定書に署名しました。大山学部長は、「ノースダコタ大学は、操縦士の訓練機関としてアメリカで最大規模、航空関連の研究も活発に展開しており、あらためて契約書に調印できたことは本学にとってもありがたいことだと感じています。学生にとって同大への留学は、安心して学べる充実した環境の中で、各国から来た他の訓練生と切磋琢磨し、世界で活躍できる力を養うことにもつながっています。工学部として今後も、パイロットを夢見て学び続けている学生をこれからも応援していきます」とコメント。同専攻主任の中川淳雄教授は、「ノースダコタ大学の安全で質の高い教育訓練と連携して、今後もよいエアラインパイロットを目指す学生を育てていきたいと思います」と話しています。

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