学生サークル「Star divers club」がNPO法人海に学ぶ体験活動協議会の第20回全国フォーラムに参加しました

札幌キャンパスで活動する学生サークル「Star divers club」が11月15日に、北海道小樽市で開かれたNPO法人海に学ぶ体験活動協議会(通称CNAC)の第20回全国フォーラムに参加しました。Star divers clubは海洋ごみ問題などの環境問題に対してスキューバダイビングの技術を活用して考える活動を展開。ダイビングスポットでもある釣り場の環境保護を目的に、釣り人の有志団体である「海を守るアングラーの集い」などと連携し、海中からルアーを回収して再利用する「もぐって☆Reルアー」にも取り組んでいます。

CNACは、海辺の自然体験活動を通して豊かで美しい海を次世代に継承し、持続可能な社会を創造するために活動。全国フォーラムは、その活動の一環として全国や地域の海で活動する人々の交流を目的に毎年開かれています。今回は、「北の海からつむぐ海洋教育と地域共創」をテーマに、おたる水族館の伊勢伸哉館長(株式会社小樽水族館公社社長)による基調講演や、道内各地で海洋に関する活動を展開する10の団体などによる「北海道の海のまちづくりじまん」と題した活動紹介が行われました。Star divers clubからは、副代表の金城早紀さん(生物学部3年次生)が登壇。北海道神恵内村や泊村で実施してきた「もぐって☆Reルアー」について説明しました。

フォーラムの後半に開かれたクロストークでは、国際文化学部地域創造学科の植田俊准教授がモデレーターを務め、Star divers clubから副代表の國岡千夏さん(同)もパネリストとして出席。おたる海の学校校長の箱石博昭氏、小樽観光協会事務局次長(事業推進担当)の永岡朋子氏と共に、北海道の海を巡る課題や子ども向けのレクリエーションのあり方などについて意見を交わしました。國岡さんは、「フォーラムを通して多くの方たちから私たちの活動への意見や提言を寄せていただきました。中でも、他大学など学外の団体との連携によって『もぐって☆Reルアー』の取り組みをさらに広げていくべきという声もあり、活動場所の拡大や知名度の向上などと合わせて取り組んでいかなくてはならないと再確認する貴重な機会になりました。後輩たちにもこの経験を伝え、さらならる活動の充実を図っていきます」と話しています。