札幌キャンパスで活動するToCoチャレ「札幌ボランティアプロジェクト」が12月5日に、本キャンパスのマルチメディアホールで2025年度の除雪支援ボランティア活動の開始にあたっての「出陣式」を開きました。2008年度から活動を開始した本プロジェクトは、札幌キャンパス周辺の札幌市南区藻岩地区、南沢地区で主に自力での除雪が困難な世帯から希望を募り、授業と授業の合間の時間などを利用して除雪作業を支援してきました。17年目となる今年度の除雪活動は、移動時に札幌交通株式会社のサポートを受け、12月中旬から来年2月までの予定で約20人の学生がメンバーとして参加します。



出陣式には、来賓として南沢地区町内会連合会の関係者らと学生、教職員が出席。初めに平木隆之副学長(札幌キャンパス担当)からプロジェクトメンバーに対して激励の言葉が送られ、「皆さんがこの除雪活動に携わることを大変誇りに思っています。ボランティア活動というのは、自ら進んで、自ら考え、見返りを期待せずに取り組むものであり、自分を成長させるためにやるものです。皆さんが除雪を通じて地域の皆さんから必要とされることが一番の意義であり、そこで得た達成感を今後への力にしてください。極寒の中での作業ですから、体調に気をつけて励んでください」と呼びかけました。

続いてプロジェクトリーダーの中田遥也さん(生物学部2年次生)が登壇し、プロジェクトによる除雪の意義について述べ、「除雪は高齢者の方々にとって困難な重労働であり、私たちが除雪を行うことで高齢者の皆さんの安全を守り、生活を援助できます」と強調。さらに、「この除雪活動は町内会や行政、企業の皆さまご支援、ご協力があり、初めて展開できる活動です。本日ご出席いただいている来賓の皆さまには、除雪エリアをはじめとした地域の情報提供、回覧板の活用などさまざまなアドバイスをいただきました。除雪活動は学生にとっても貴重な経験で、地域における課題の発見、それについて学生が解決策を見出すという社会経験は自らの成長を大きく進めると期待しています」と語りました。
メンバーたちは降雪が本格化する12月中旬から、地域住民の皆さんのご依頼を受けて除雪活動に臨みます。
