秦野駅前活性化プロジェクトが可動式什器「秦野Moving Cells」をお披露目しました

湘南キャンパスで活動するToCoチャレ「秦野駅前活性化プロジェクト」が3月28日に、秦野駅北口広場で可動式什器「秦野Moving Cells」を初披露する「お披露目マルシェ」を開催しました。建築都市学部の岩﨑克也学部長が「秦野駅北口周辺にぎわいのあるまちづくり協議会」の会長を務めていることから、人が集まる仕掛けをつくろうと研究室のメンバーで本プロジェクトを発足。約1年かけて什器を完成させ、秦野市観光協会推奨品に登録されている「丹沢Tシャツ」を手がける大久保智之さんの協力を得て、古着や雑貨の販売会を実施。学生たちも商品を持ち寄り、店頭に立ちました。

「秦野Moving Cells」の開発にあたっては、昨年6月と10月に秦野市役所の職員やJAはだのの職員、小田急電鉄の社員、地域住民らを交えたワークショップを実施。「駅前ににぎわいを生むためにどこで何をしたいか」を募ると、「野菜の即売会をしたい」「駅前の橋の上にコーヒースタンドがあったら楽しい」などさまざまな意見が上がりました。学生たちはこれらの意見をもとに、さまざまな場面で活用できる可動式什器を制作することに決めました。これまで情報収集した国内・海外の屋台などを参考に設計し、農業で使われる「採集コンテナ」を商品の陳列のほか机や椅子に活用。商品の陳列台や屋根は開閉式とし、中にコンテナ16個とすのこを収納する作りにしました。

中心メンバーの金崎慈瑛さん(大学院工学研究科1年次生)は、「自分たちで設計図を引き、制作をお願いした家具メーカーの方とやり取りをしながら何度も修正を重ねて形にしました。“この板の長さでは荷重がかかると倒れてしまう心配がある”といったアドバイスをもらい、机上の勉強通りにはいかないと痛感しました」とコメント。浦勇樹さん(同)は、「現地調査で登山客が多い印象があったので、衣服に興味があるのではと思い古着販売会を企画しました。今後、さまざまな場面で活用してもらい、建築の可能性を多くの方に知ってもらえれば」と語りました。秦野市秦野駅北口にぎわい創造担当担当課長の上松太一さんは、「インフラや公共施設の整備は市として取り組んでいますが、こうして人の集まる仕掛けづくりを大学の先生や学生さんと一緒にできるのはとてもありがたい。古着販売という学生さんの自由な視点も新鮮でした。今後もさまざまな用途で活用していきたい」と話していました。