湘南キャンパス技術職員全体会を開催しました

湘南キャンパスの技術職員全体会を7月31日に開催しました。本キャンパスで技術関連業務に従事する技術職員間の横断的な交流を促進し、各部門が保有する技術知見の共有を図るとともに業務改善と技術力の向上と継承につなげることを目的に「若手技術職員育成プログラム【Next Generation Engineers Program(NGEP)】」として企画したものです。

当日は、約35名の教職員が出席。技術組織の紹介に続き、20年から30年以上の職務経験をもつ熟練の技術職員8名が登壇しました※。職員たちは自身のキャリア形成や日ごろの業務内容、学生らに対応する中で特に心掛けていることや、若手が最初につまずきやすい点などを話し、各分野で準備している若手技術職員育成勉強会の内容やスケジュールを説明。あらかじめ若手職員から募った質問にも回答しました。後半は、若手職員がベテラン技術職員のテーブルを回り、活発な質疑やディスカッションが繰り広げられました。

最後に、学長室研究推進・産学連携担当の平田光子次長(経営学部教授)が総括し、「不安定な世界情勢の下で、ものづくりの現場は必ず日本に戻ってくるでしょう。数々の貴重な講演を聴き、皆さんが指導した学生たちが重要な日本のものづくりを支える時代がくると確信しています」とまとめました。また、中島孝部長(情報理工学部教授)は、「まさに技術が継承されていく場を目の当たりにした思いです。技術はいわば建物の基礎であり、大学の研究力を高めます。多くの有能な技術職員の皆さんがいる本学はとても恵まれた環境にあります。今後も誇りを持ってさらに業務に励んでください」と話しました。最後に横田秀和次長が、「皆さんの技術に込める思いは、学生や大学院生にも伝わっています。今後もこのような機会を持ち、本学の貴重な財産として受け継いでいきたいと思います」と締めくくりました。

参加した若手職員からは、「先輩方から各分野の技術的知見や取組について共有いただき、普段は知る機会の少ない専門分野への理解を深めることができました。電気分野の安全教育について学んだ内容を、担当している実験室の安全管理や学生への教育に役立てたい」「機械・化学・医療分野など、各部門が保有するさまざまな技術について知ることができ、大変参考になりました。特に、業務効率化につながる情報技術に興味を持ったので、しっかり習得して業務の効率化に役立てたい」「熟練技術職員の発表を聴き、技術の習得には多くの時間と経験が必要であることを改めて実感しました。焦らず一歩ずつ確実に技術を身に付けていきたいと思います」といった感想が聞かれました。

本学では7キャンパスで約80名の技術職員が勤務しており、教育と研究を支える重要な役割を担っています。今年2月には、各キャンパスの技術職員が湘南キャンパスに集い、相互理解と連携強化を目的とした「第1回東海大学技術関連職員研修会」を開催しました。今後もキャンパスの枠を超えた交流を進め、技術力の向上と技術の継承を図り、本学の教育・研究活動のさらなる発展に貢献します。

※当日の発表は以下の通りです。
「分析装置を使ってみませんか?~超入門 分析~」 森川真希課長補佐
「タンスを整理して電気系技術者になろう!」 米岡寿職員(電気系分野)
「溶接・溶断作業」 関根啓由職員(機械系分野)
「業務に使えそうな情報系の技術」 大森康朝職員(情報系分野)
「化学系授業支援の入口~秤量、測定、分離~」 新井秀一職員(生物化学系分野)
「情報技術の学習と活用~アプリの作り方・使い方~」木村功職員(情報系分野)
「機械加工~曲げない、足さない、削りだす(切削・放電)~) 吉元貴士職員(機械系分野)
「顕微鏡の基礎知識と使い方」長島圭子職員(医工系分野、TICAR)