「東海大学九州キャンパス・(一社)熊本県農業法人協会 農業人材育成に関する連携協定締結調印式」とセミナーを開催しました

九州キャンパスでは11月29日に熊本キャンパスで、「東海大学九州キャンパス・(一社)熊本県農業法人協会 農業人材育成に関する連携協定締結調印式」を実施しました。人的交流による農業人材の育成や若者の就農促進、農業の先端技術「スマート農業技術」の導入などの分野において相互に連携・協力することが目的です。

調印式では荒木朋洋九州キャンパス長が、「本学は農業県・熊本で唯一、農学部を有する大学です。農学部はもちろん、経営学部はアグリビジネスの分野を、基盤工学部はIT農業やアグリテックの分野を生かし、九州キャンパス全体で“アグリ”をキーワードに熊本県の農業に貢献していこうと考えています」とあいさつ。熊本県農業法人協会会長の香山勇一氏は、「10年、20年、30年先の熊本の農業を考えたときに、我々だけでは解決できない課題が多くあります。協定を締結することで大学が持っている知識や技術を学ばせてもらいつつ、農業法人を学生や大学に理解してもらい、多様化する農業の課題を相談しながら解決していきたい」と語りました。立会人として出席した熊本県農林水産部部長の福島誠治氏が今後への期待を語ったあと、荒木キャンパス長、香山氏、福島氏が協定書にサインし、熊本県の営業部長・くまモンも会場に登場して協定締結に花を添えました。その後、熊本県農業法人協会が今年から一般社団法人になったことを受けて一般公募したロゴマークのお披露目と表彰式も実施。記者会見では調印した3者が登壇し、今後の具体的な活動や学生に期待することなど、記者から多くの質問が寄せられました。

会場を移して開催した「連携協定締結記念セミナー」には、熊本県農業法人協会の関係者や本学の教職員のほか、学生も多数参加。記念講演として経営学部の木之内均学部長が「連携協定の期待と人材育成」をテーマに語り、全国に広がる本学のキャンパスや学部学科、海外研修航海やキャンパス間留学などの制度を紹介するとともに、農業の就労人口が年々減少している現状について触れ、「大学の持つ多様な若い力や斬新な発想、最先端の技術を持った各分野の研究者、グローバルな情報といった強みを熊本の農業に生かしたいと考えています。また今回の協定を生かし、学生に実学教育の場を提供するとともに、農業を職業にするための情報提供をしていければ」と期待を込めました。続いて東海大学チャレンジセンター・阿蘇援農コミュニティプロジェクトサブリーダーの河井大明さん(農学部2年次生)が「学生による『農』を通した地域活性」をテーマに、阿蘇地域の農家を訪れて農業を手伝いながら学びを深め、交流を続けてきた経験を語り、農業法人協会会長の香山氏が「農業法人協会の組織と人材育成」と題して講演しました。セミナー後には懇親会も開き、参加者が交流を深めました。

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