2020年度の秋学期入学式を湘南キャンパスで挙行しました

2020年度の東海大学秋学期入学式を9月25日の午後に、湘南キャンパス2号館大ホールで挙行しました。この秋学期は湘南と代々木キャンパスの大学院、学部、別科日本語研修課程に計55名が入学(編入学含む)します。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため十分な距離を持って座席を指定し、空気の循環を図るなど対策を講じた式では、各大学院研究科や学部、別科日本語研修課程に入学する学生の代表者と人数が読み上げられた後、山田清志学長による入学許可宣言がなされました。

山田学長は入学生の大半が留学生であることから英語で式辞を述べ、「皆さんには本学が掲げる『自ら考える力』『集い力』『挑み力』『成し遂げ力』の4つの力を身につけてほしい。そのために、以下の3点を心に留めてください。第1に、人生をいかに生きるべきかを深く考えてください。哲学的な課題について、深く認識することに費やす時間があることは、若者である皆さんの特権です。第2に、グローバル時代で成功を収めるためのスキルを身につけてください。グローバル社会で成功を収めるためには、日本について学び、日本を外から見ることが大切になります。第3に、東海大学の学生としてのアイデンティティーを培い、自らにプライドを持ってください大学生活において皆さんがオンラインや対面で多くの人と出会うことを期待しています」と語りかけました。

続く祝辞では松前義昭理事長が登壇。「本学には創立者・松前重義が掲げた『若き日に』から始まる4つの言葉があります。この最初の一文には『若き日に汝の思想を培え』とありますが、これは世の中で起きているすべてのことについて考え、理解し、総合的かつ一貫性のある考え方を持ちなさいということです。この思想は、友人との出会いやコミュニケーションの中で得られるものであり、他者の考えから得られることも多くあります。コロナ禍という状況にありますが、思想を培うための基盤をつくるため、高い目的、目標を掲げて学生生活を送ってください」とエールを送りました。最後に、梶井龍太郎副学長が閉式の辞で、「新型コロナの影響で、今後の世界には『ニュー・ノーマル』と呼ばれる新しい生活様式が待っています。そのような状況で本学に入学した皆さんも新しい生活が始まるのです。その中で、さまざまなことにチャレンジし、次の世界を担う人材に育ってもらいたいと祈念しています」と期待の言葉を述べました。