本学の協力のもとKMITLの学生が(株)長谷川鉄工所でインターンシップを体験するプログラムが実施されます

東海大学では、タイ・モンクット王ラカバン工科大学(KMITL)の学生のインターンシッププログラム開発に協力。今年5月から製紙機器の設計開発メーカーの株式会社長谷川鉄工所でのインターンシップが実施されることになりました。日本国内における外国人材への需要の高まりに加えて、海外の学生からも日本企業での就業体験の希望が多く寄せられていることを受けて計画されたものです。本学はKMITLと50年以上にわたって教育・研究連携を深めていることや、長谷川鉄工所の代表が本学卒業生の長谷川智基氏であること、同社が工学部精密工学科の槌谷和義教授と共同研究を進めているといった縁があり、両者の連携に協力したものです。

1月18日にはKMITLと長谷川鉄工所の担当者による覚書の締結式がタイのKMITLで行われ、本学からもアセアンオフィスのスタッフと槌谷教授が出席しました。本プログラムは、2カ月間の日本語研修と2カ月間の就業体験がセットになっており、本学はアセアンオフィスや国際教育センターが中心となって、希望学生の選考や日本国内での生活面をサポートします。今年5月27日から7月6日には、第1期生としてKMITLの学生が長谷川鉄工所に派遣され、機械部品の設計から加工に至る機械工学のベース技術習得を目指します。

槌谷教授は、「国内の労働人口が減りつつある今、企業には外国人材へのニーズは高まっているものの、どのようにすれば優秀な人材を得られるかといった問題に苦慮している面もあります。一方、留学生からもインターンシップ参加を望む声が多い中、彼らを対象としたプログラムが少ないという現実もあります。今回のプログラムは、双方の課題を解決しWin-Winの関係をつくる一つの方策になると期待しています。今後も企業と連携しつつ、本学で学ぶ留学生も参加できるインターンシッププログラムの開発にも取り組んでいきたい」と話しています。

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