荒井 堅太

荒井 堅太

アライ ケンタ

  • 講師
  • 学位:博士(理学)

基本情報

所属

  • 理学部 / 化学科
  • 総合理工学研究科 / 総合理工学専攻
  • 理学研究科 / 化学専攻

ジャンル

  • 化学

研究と関連するSDGs

  • つくる責任つかう責任

研究内容

人工の有機化合物を用いた生体酸化還元反応の制御

生体内で合成されたタンパク質は細胞小器官の一つである小胞体で特定の立体構造へ折りたたまれる(フォールディングする)ことで生理活性を発現する。この現象を化学的に制御できれば、フォールディングが関与する疾患(アルツハイマー病やパーキンソン病等)の予防・治療薬の開発につながるものと考えられる。主な研究テーマとしては、(1)このフォールディング現象を生化学的に解明すること、(2)フォールディングを促す酵素を模倣した人工分子を作ること、(3)これらの合成物を使って生命現象を人工的にコントロールすることである。新しい電解マイクロフロー技術などを取り入れながら、上記の研究に精力的に取り組んでいる。

人工の有機化合物を用いた生体酸化還元反応の制御

詳細情報

研究キーワード

  • タンパク質フォールディング
  • 酵素モデル
  • 神経変性疾患
  • ペプチド合成
  • フローケミストリー

研究分野

  • ライフサイエンス 生物有機化学

受賞

  • 東海大学 理学部 東海大学理学部長賞 TU Science Award 2020
  • SeS redox & catalysis Bentham Current Green Chemistry Award for an excellent poster presentation Poster title: Novel selenium-containing cyclic compounds as an oxidative protein folding reagent

論文

Modeling Thioredoxin Reductase-Like Activity with Cyclic Selenenyl Sulfides: Participation of an NH...Se Hydrogen Bond through Stabilization of the Mixed Se-S Intermediate

Cyclic telluride reagents with remarkable glutathione peroxidase-like activity for purification-free synthesis of highly pure organodisulfides

Coupling effects of thiol and urea-type groups for promotion of oxidative protein folding

Oxidative Protein Folding Using trans-3,4-Dihydroxyselenolane Oxide.

Characterization and optimization of two-chain folding pathways of insulin via native chain assembly

共同研究・競争的資金等の研究課題

新規環状ジセレニド化合物の合成とフォールディング病に対する薬理効果の検証

マイクロフロー化学を応用した含SS結合タンパク質の効率的フォールディング手法開発

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お問い合わせ先

取材に関するお問い合わせ

学長室(広報担当)

Tel. 0463-63-4670(直通)


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