2021年度 ブリティッシュ・コロンビア大学

中期留学(2022年1月~3月)
観光学部観光学科(留学時2年生)

授業内容を教えてください!

授業時間数:1term:約2ヶ月、3コマ 2term:1ヶ月、3コマ

科 目 名:integrated skill English, GCE

1st term:8人、7人日本の大学生、1人チリ国籍
先生は2人で、10:00〜15:00までは英語の基礎であるspeaking, listening, reading, writing, grammar, vocabularyを勉強し、頻繁にディスカッションを行っていました。後期と比べるとがっつり英語を勉強できたので、すぐに現地に慣れることが出来ました。
15:00〜17:00はpresentationを行いました。1termで4回くらいはしたと思います。ホームステイの家族にインタビューしたり、実際に場所に行って調査したりしました。また、CAという学生と話す機会が沢山あるため、ネイティブスピーカーとの会話の練習もたくさんできました。CA chatというプログラムでは、週に2回、一時間半ほど英語でのコミュニケーションが可能でした。

2nd term:11人、全員日本人(東海大学の学生と明治大学の学生)
先生は2人で、9:00〜14:15まではワークを通してpresentationを行なったり、フィールドワークをよく行いました。
14:15〜15:45まではディベートやディスカッションを行いました。他のクラスとの交流の場もあったので、多国籍の人と関われました。


どのようなスケジュールでしたか?

時間土・日
1st Term
10:15-17:00
FREEFREE
2nd Term
9:00-15:45
FREE

実際に掛かった費用は、大体どのくらいでしたか?

項目金額(当時)
渡航費(VISA手数料含む)(旅行会社に支払った経費)¥530,000
授業料以外の諸経費(教材費・課外活動・保険料等)¥10,000
食費・交通費・洗濯費等¥50,000
お土産代や個人的な買い物¥150,000
現地からの奨学金がある場合
その他
留学に関する費用の総額¥740,000

留学を通じて学んだことを教えてください!

語学力は向上しましたか?

留学前は英語が全く話せませんでした。大学受験の際に文法や単語を学習した程度で、speaking には慣れていなかったので、自分が言いたいことを翻訳機能を使わないと伝えられない程でした。
留学後は、自分が言いたいことを自分のボキャブラリー内で意思疎通できるレベルにまで達しました。また、英語を話すことにおいて躊躇いやプレッシャーなどは無くなりました。それだけでなく、実際に現地のネイティブスピーカーと話す機会がたくさんあったことで、もっと上手く話せるようになりたいと思うようになり、嫌いだった英語に対してのモチベーションが非常に高まりました。
また、多民族国家であるカナダでの多国籍の人々の共存を目の当たりにし、異文化に触れることができたり、自然を重んじる観光のあり方について学ぶこともでき、非常に勉強になりました。

勉強以外で学んだことは?

まず、日本人が意識してしまいがちな『同調圧力』を非常に認識しました。逆に言えば、周りの目を気にしすぎることをやめて、カナダの人々のように自分のしたいように行動する姿勢を学びました。そのおかげで、何事にも積極的になり、周りの目を気にして躊躇うこともなくなりました。
また、ホームステイに滞在しているとはいえ、知らない地、また慣れていない言語での生活は自立性を高めたと思います。自分でスケジュール管理や体調管理を行い、手続きの書類や普段のやりとりで自国語以外を使って行ったことは、自分にとって非常に良い経験でした。
それだけでなく、短い期間でなんとか言語能力を習得しようという気持ちで励んでいたので、何事にも惜しみなく行動しようという姿勢が強くあったと感じます。

異文化に触れた感想は?

カナダでの文化は非常に皆オープンでフレンドリーだったので、親しみを持ちやすかったのと、日本人のように秘密主義だったり、躊躇うということがあまりないので、ダイレクトに伝わることが多くてとても良いフレンドシップだと感じました。一方で、生活での異文化の違いは私自身にとって少し辛い部分もありました。例えば、お風呂ではなくシャワーで、それも5分以内で終わらせなければならなかったり、食事は小麦やワンプレートのものが多かったり、洗濯は1週間に一回だったり、、、なんてこともありました。しかし、だんだんその文化にも慣れてきて、異国の地で伸び伸びと暮らせた思い出があります。
また私の場合、ホームステイで韓国人、ポーランド人、メキシコ人のルームメイトがいたので、普段の生活から異文化に触れることができました。そのため、生活の違いなどをはっきりと感じることができましたし、それについて「私の国は違うんだけど!」と比較しながら話すことが楽しかったです。

どんな体験をした?

カナダの人は非常にオープンなので、遊びに誘ってくれたり、待遇をしてくれたような経験が多かったです。
例えば、大学内で仲良くなった人がウィスラーという、世界で非常に有名なスキー場のリフトの半額チケットを持っており、通常20000円のところ10000円で行けた経験があったり、弁護士をしているチリ人と仲良くなり、ホームパーティに招待してもらったり、大学の先生に勧められてビクトリアという島に行って、素敵な時間を過ごせたり、大学内のアイスホッケーの試合を見ることができたりと、人と人とのつながりのお陰で非常に貴重な体験ができました。

苦労したことは?

現地に慣れるまでが大変でした。やはり、知らない地で慣れない言語を使って生活することはストレスな時もありましたし、食文化や生活の違いにカルチャーショックを受けた時期もありました。しかし、それ以上に現地で素晴らしい経験ができました。
また、短い期間ではあったので、自分の言語能力が成長できているのかと、常日頃から心配していました。しかし、クラスメートと励ましあったり、実際に現地の人やルームメイトと話すことで、自身の英語力の成長を実感することができました。

施設は?

UBCという大学の施設は非常に快適で、とても大きいのでのびのびと生活することができました。また、自主学習ができるスペースや、気軽に現地の学生と話せる場が設けられており、英語の学習も満足にできました。大学内には様々な国のレストランだけでなく、スターバックスが3つ、ティムホートンというカナダで有名なホットチョコレートのお店が2つあり、授業前に立ち寄ったりと、授業外での大学生ライフも楽しめました。またスポーツ施設も多く、プールや体育館、ジムやスケートリンクなどがあったため、希望すれば運動することもできましたし、そのような施設で開催されるUBCのスポーツの観戦もできたので、現地の熱狂的な応援を目の前にして見ることができ、非常に楽しかったです。

気候は?

私は1月〜3月に行ったので、雨が多い冬の季節でした。気温は東京よりマイナス2〜3度程度で然程変わりませんが、1月上旬は雪が降り、その後はずっと雨だったため、体感温度は寒かったです。基本この時期は2週間に1日晴れるぐらいだったので、毎日曇りや雨で憂鬱な時もありました。

宿舎(寮やホームステイ)での生活は

部屋:1部屋 1 人で使用
楽しかったこと:私はホームステイ先にはあまり恵まれなかった方なので、ホストファミリーと交流をすることはできませんでしたが、なによりも大事な4人のルームメイトができたことが楽しかったです。ルームメイトと一緒にダウンタウンに出かけたり、食事をしたり、誕生日を祝ったり、空港まで見送ってくれたりと、皆国籍はバラバラですが、英語を介してコミュニケーションが取れたことが何よりも留学らしさを実感したと思います。今でも連絡を取り合うくらい仲良しです。

苦労したこと:自分が1番苦労したと思うのが、ホームステイです。元々、私は現地の人と深く関わり、常に英語を話す環境でいたいと考えていたのでホームステイを希望していました。しかし、私のホームステイ先は家族との部屋が扉でわかれていて、コミュニケーションする場が無かったのと、ルールがあまりにも厳しかったので、一度ホームステイ先を変えることにしました。しかし、二つ目のホームステイ先もルールは厳しくないのですが、小さい家にルームメイトが5人もいたので、生活の不便さは少しありました。(他の学生の子のホームステイ先は非常に恵めれていたので、私が居たような家は稀だと思います)

週末や休みの日は何をしていましたか

スキーに行ったり、ダウンタウンで観光や買い物をしたり、公共交通機関の船を使って少し遠目のところまで行って自然観光したり、バスで少し離れたところまで行って、有名どころを観光したりと、3ヶ月間全く飽きませんでした。そこで出会った現地の人々と会話することもでき、英語の学習が至る所でできました。留学先での過ごし方は本当に人それぞれだと感じます。あまり外出しない人もいましたが、留学先でどう過ごし、どう英語の会話力を伸ばすかはその人次第です。私は後悔したくなかったので、思い立ったら常に行動することを心掛けていました。

このプログラム期間、特に印象に残っていることは何ですか

日々の生活が印象に残っています。毎日朝から夕方まで学校に行って学習するということは高校生以来のことだったので、負担というのはありました。ましてや異国の地で全て英語での授業で、英語しかない暮らしなので不安でいっぱいでしたし、ストレスもありました。しかし、それ以上に英語に対してのモチベーションが上がり、総じて留学して良かったと思えたことが強く印象に残っています。

英語をもっと上手く話したいと現地の人や学生に積極的に話しに行ったり、クラスでのスコアを獲得するために予習や復習にも励み、朝昼晩英語尽しでした。恐らく、留学に行こうと思っていなかった自分にとって、この環境はかなり厳しいと思います。しかし、英語を勉強したいと心から思う人にとってこの環境は、幸せそのものだと思います。

それだけでなく、普段生活していく上でも英語を使う環境だったので、新しい発見があったり、探究力が生まれたりと、自分の新たな一面を知ることができました。

留学を考えている学生へアドバイスをお願いします!

留学は、その人の過ごし方や意気込みによって、成長の幅が大きく変わると思います。単なる長い旅行になるのか、それとも英語の会話力を高め、自分の糧にすることができるのか、それはあなた次第です。留学でこうしたい!という強い意気込みを持って何事にも挑めば、必ず素晴らしい経験となると思います。私自身、間違いなく留学に行って良かったと思えるくらい、得たものは凄く大きいです。英語が全く話せなくても、英語の学習に対しての意欲があればなんだってできると思ってください。自分で自分の可能性を狭めないでください。現に英語が嫌いで、全く話せなかった私は、今は英語が大好きです。この文を見て、留学に対しての志が少しでも高くなったのなら幸いです!^^


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