湘南キャンパスに9月13日、公益財団法人平塚市まちづくり財団と、平塚市北ブロック(神田・横内・大神・岡崎・豊田・城島)にある各公民館関係者が来訪。教養学部芸術学科の梶井龍太郎教授(本学学長代理)と懇談しました。
同財団と北ブロックでは、2008年から本学大学院芸術学研究科の大学院生が出演する「世界名曲の旅 やすらぎコンサート」を開いてきました。本学の地域連携活動の一環として、当初は平塚市の東、西、南ブロックの公民館も巡回して開催されていたコンサートが北ブロックの各公民館での実施となったもので、今年1月で第16回を数えています。大学院生らは梶井教授指導の下、演目や舞台演出などを自分たちで考案し、プロ奏者に必要なスキルの習得を図ってきました。今年度は岡崎公民館での開催が計画されていましたが、大学院生の人数や楽器編成の都合で開催が難しくなったため、やむなく中止となりました。
今回の来訪は、これまでの感謝を伝えたいと同財団とブロック関係者から申し出を受けたもので、北ブロック長で大神公民館の久野正悟主事、北ブロック館長代表で神田公民館の四宮憲次館長、岡崎公民館の三田信孝館長(本学名誉教授)と奥山徹主事、平塚市まちづくり財団文化事業課の五島秀和課長が参加。「毎年楽しみにしている市民も多く、地元から愛されるイベントでした。今年1月には岡崎、金目の両公民館では全国大会で活躍する強豪であるバスケットボール部による教室も開かれていますが、これまでのつながりを生かした新たな連携活動ができれば」と期待が寄せられました。
梶井教授は、「このコンサートは、大学院生たちに出演料をいただくなど、プロと同じ条件の舞台に立てる特別な公演でした。緊張感の中で歴代の大学院生たちは大きく成長してくれるとともに、市民の皆さまも彼らの卒業公演にも足を運んでいただくなど、とても親しみを持って接していただきました。あらためて感謝の気持ちでいっぱいです。地域と大学の連携を絶やさぬよう、今後もさまざまな取り組みを展開していきたい」と話しました。