本学初のネーミングライツ事業契約を名村造船所と締結し「NAMURA Room 8410」教室がオープンしました

静岡キャンパスでは10月1日に、本学の教育・研究環境の向上、および次世代の人材育成を目的に、株式会社名村造船所と本学では初となるネーミングライツ事業契約を締結しました。海洋工学や造船技術などの教育・研究を担う本学海洋学部と、国内有数の新造船事業を中心に展開する名村造船所との協働を通じて、次世代の人材育成と地域産業振興を目指すものです。本事業契約に基づき、静岡キャンパス8号館4階の教室を「NAMURA Room 8410」と命名。学生の学びと産業界との交流機会のさらなる拡充を図っていきます。

17日には名村造船所取締役兼常務執行役員、経営業務本部長の向周氏、設計本部技術開発センター長の山元康博氏ら一行が本キャンパスを訪問。本学の木村英樹学長、川﨑一平副学長(静岡キャンパス担当)らと懇談しました。席上、向氏から環境対応燃料への対応など造船業界の変化や設備投資計画が語られたほか、学生に造船業界の魅力を伝えるための工場見学会開催などについて紹介がありました、木村学長は造船業界における人材不足と理系人材育成の課題について語り、「造船業だけでなく、航空整備士やトラック・バス運転手など多くの産業で人材が不足しています。入試方式の改革なども図り理工系人材の育成を進めていきますが、今回のような産学連携の強化も通じて理工系のすそ野を広げていきたい」と期待を語りました。

その後、向氏ら一行は本キャンパス職員の案内でキャンパス内を見学。交流スペース「PLAT(ぷらっと)」をはじめ、教室や図書館、学生食堂、操船シミュレーター、海洋学部の研究成果や学生の課外活動を紹介する展示室「TOKATEN」を巡りました。