農学部が付属熊本星翔高校と連携してブルーベリージャムを製造・販売しました

農学部では11月4日に付属熊本星翔高校で開催された建学祭「星翔祭」で、ブルーベリージャムの販売会を実施しました。同高生徒会顧問の髙﨑修一郎教諭から「生徒たちが将来を考えるうえでさまざまな選択肢を持てるように、農学部の魅力を伝えたい」と星良和学部長に相談があり、農学科の佐伯爽講師と研究室の学生が協力したものです。

生徒会の生徒約20名が7月31日に阿蘇フィールドを訪れ、佐伯講師や学生たちのサポートの下、ブルーベリーを収穫。8月25日には阿蘇くまもと臨空キャンパスにある食品加工教育実習棟の農産加工室で、農学部農学教育実習センターの浦部一浩上級技術職員らの指導を受けながらブルーベリー約20kgを選別し、加工して瓶詰しました。佐伯講師の研究室に所属する松尾愛美さん(農学部4年次生)が中心となって生徒たちの意見を聞きながらオリジナルのラベルも制作。星翔祭では松尾さんと生徒たちがブースに立ち、150個を販売しました。

熊本星翔高の早田優奈さん(1年生)は、「ブルーベリーの収穫は初めてでしたが、学生や先生方が種類や取り方も丁寧に教えてくれました。臨空キャンパスを訪れたのも初めてで、充実した設備に驚きました」とコメント。坂梨侑衣さん(同)は、「農学部と聞くと畑や牧場で作業しているイメージでしたが、食品加工といった勉強もできると知り、楽しそうだと感じました」と話していました。来年度、農学部農学科に進学予定の津村真名美さん(3年生)は、「収穫や加工だけでなく、実際にお客さんの手に届くところまで体験し、商品を売る大変さを学びました。高校生のうちにこうした経験をできたことで、大学に進学した先を想像できました。果物が好きなので、果樹の栽培もしてみたい」と期待に胸を膨らませていました。

生徒たちをサポートした松尾さんは、「普段、自分が授業で習っていることを伝えましたが、改めて教えようと思うときちんと理解できていなかった内容もあり、自分自身も勉強になりました。生徒の皆さんからは、大学での授業の様子やサークル活動などさまざまな質問をされて、興味を持ってくれたようでうれしい」と笑顔を見せました。佐伯講師は、「本学部には充実した実習環境や教職員がそろっていて、生徒や学生の夢を叶えてあげられる環境が整っています。今後もこうした活動を継続していきたい」と話していました。