農学研究科連携大学院客員教員による研究説明会が開催されました

農学研究科連携大学院客員教員による研究説明会が開催されました

大学院農学研究科による、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センターの連携大学院客員教員(研究員)の研究説明会が、10月10日に阿蘇キャンパスで開催されました。本研究科では、同センターと連携大学院を構築し、時代に適応する教育研究活動を展開しています。連携大学院生は、農学研究科に在籍し、本学大学院で課程修了に必要な授業科目の履修を行い、研究活動については、九州沖縄農業研究センターで研究員(連携大学院客員教員)の研究指導を受けることができます。今回の研究説明会はこの一環で毎年実施されているもので、主に3年次の農学部の学生、教職員ら約150名が参加しました。

説明会では、村田農学研究科長の挨拶ののち、同センター作物開発・利用研究領域長の老田茂氏により、センターでの近年の主な研究成果や施設の紹介がありました。その後、5名の客員教員による研究内容の説明と老田領域長よりその他の教員の研究概要の説明がありました。学生は、より現場に立脚した最先端の試験・研究内容に強い関心を示し、質疑応答も行われました。

研究説明の内容は以下の通りです。

◇阪谷 美樹(家畜繁殖学):「暑熱ストレスが産業動物の繁殖性に与える影響の解明」
◇沖 智之(食品分析学・食品機能化学):「食品の健康機能成分分析法の標準化とその応用」
◇松村 正哉(応用昆虫学・昆虫生態学):「イネウンカ類の薬剤抵抗性発達とその対策」
◇服部 育男(草地学):「飼料・バイオマス作物の貯蔵技術の開発」
◇田中 正仁(家畜生理・栄養飼養学):「地球温暖化に適応できる乳生産技術はあるか」

農学研究科連携大学院客員教員による研究説明会が開催されました