『大学は美味しい!!』フェアに出展しました

農学部では、5月28日から6月3日まで東京・渋谷区の新宿髙島屋で開催された第7回『大学は美味しい!!』フェア(主催:NPO法人「プロジェクト88」)に大学オリジナル商品の販売ブースを出展しました。この催しは、全国各地の大学が独自に開発した大学ブランド商品や大学と地域が連携して生まれた商品、各大学のアイデアが生かされた商品などを一般向けに展示販売するものです。

本学部では、産官学連携プロジェクトとして取り組んでいるゼロエミッション(完全循環型)醸造の一環で商品化したデザートソース「阿蘇の紅」をはじめ、手間と時間をかけた丁寧な製法でうまみ成分と特有のかおりを楽しむことができる「ベーコン」、本学部のオリジナルレシピで製造された「夢みるブルーベリージャム」などの9商品を販売。期間中は、教職員や代々木キャンパス観光学部の学生が販売員としてブースに立ち、多くのお客さまにご来場いただきました。

なお、期間中の5月29日には、本学部の村田達郎学部長(応用植物科学科教授)が、「健康食品としての『イモ類』の有効利用」をテーマに講演も行いました。サツマイモに含まれる豊富なビタミンや、抗酸化作用のあるポリフェノールについて紹介しながら、「少ない耕地面積でも多く収穫でき、かつ栄養価の高いイモはとても魅力的な食材。品種改良が進み、寒さに強いもの、暑さに強いものも栽培されています」と説明しました。また、今回販売したデザートソース「阿蘇の紅」について触れ、「これまではムラサキマサリを原材料にした焼酎をつくる際には、発生した焼酎かすを廃棄してきました。しかし本学部では、環境への影響を考え、廃棄物を出さないための取り組みに力を入れてきました。阿蘇の紅はそのひとつの成果。フェアを通じ、研究をより多くの方に伝えていきたい」と話していました。

『大学は美味しい!!』フェアに出展しました