人力飛行機チームが鳥人間コンテスト2015に出場しました

チャレンジセンタ-「ライトパワープロジェクト」の人力飛行機チームが、7月25、26日に滋賀県彦根市で開かれた「第38回鳥人間コンテスト2015」に出場しました。この大会は全国の大学などが参加する人力飛行機の大会で、「滑空機部門」「人力プロペラ機タイムトライアル部門」「同ディスタンス部門」があり、書類選考を通過したチームのみが参加できます。東海大学チームは昨年に引き続き2年連続で、500mのコースの往復タイムを競う「人力プロペラ機タイムトライアル部門」に出場しました。

今年度学生たちは、昨年度の機体「かもめ」を引き継いで軽量化などを図った「ナーハホルガー」を製作。試験飛行を重ね、直前に機体のトラブルにも見舞われながらも見事修復して大会に臨みました。当日は、滋賀県校友会、同窓会滋賀支部、後援会の会員をはじめ、卒業生や学生の保護者も応援に駆けつけましたが、折からの強風にあおられ、尾翼の一部に不具合が生じたことなどから離陸直後に急旋回、記録を残すことができませんでした。また今回は、大会の新企画として行われた動画コンテスト「俺たちの機体はココがスゴイ!飛行機自慢コンテスト部門」にも参加し、広報チームが中心となってチームの意気込みや機体の特徴を紹介したビデオを作成。再生回数などの視聴者による反響の大きさや番組スタッフによる審査の結果、見事「飛行機自慢動画賞」を受賞しました。

設計を担当した稲光雄大さん(工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻3年次生)は、「設計を始めたころから、昨年の大会結果を超えることを意識しながら試行錯誤を重ねました。大会が近づくにつれ不安も多くありましたが、メンバーの支えもあり前回よりも性能の高い機体を設計・製作することができました。結果は自分たちの目標に届きませんでしたが、この悔しさも一緒に次の設計者となる後輩に託したいと思います」とコメント。パイロットの鷹栖啓将さん(同2年次生)は、「試験飛行では昨年以上によいデータが出ていたので、本番で飛び立てなかったのが残念でなりません。すでにチームは来年に向けて動き始めており、次こそはぜひ結果を残したい」と語っています。またチーム代表の花井彰充さん(同3年次生)は「機体としては高い性能を持っており、まとまりのよいチームだっただけに残念です。一方で、動画コンテストで賞をいただけたことは、チームワークのたまものだと思う。後輩たちにはぜひリベンジしてほしい」と語っていました。

なおチームでは大会出場以外にも、子ども向けのイベントなどを通した社会貢献にも力を入れています。8月23日には、近隣の小学生を対象に七海沙也加さん(同1年次生)を中心に1年次生が企画した「ものつくり教室」を開催。当日は参加者が、市販品をもとに学生が製作した模型飛行機作りに取り組みました。

『飛行機自慢動画賞』の受賞作品はこちらからご覧いただけます。

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