第37回海外研修航海の10周年記念タイムカプセルオープン記念会を開きました

2006年2月から3月にかけて南太平洋の島々を巡った、第37回海外研修航海の10周年を祝う記念祝賀会が2月13日に東京・港区の品川プリンスホテルで開かれ、団長を務めた馬渕悟元教授(国際文化学部)や団役員を務めた本学の教職員と当時の研修生合わせて約50名が出席しました。学生約70名が参加した37回の研修航海は、学園の海洋調査研修船「望星丸」でポンペイ(ミクロネシア連邦)、フナフチ(ツバル国)、タヒチ(フランス領ポリネシア)などを45日間で航海。下船直前に開かれたお別れパーティーで参加者全員が「10年後の自分へ」と題した手紙を記し、思い出の品とともに一斗缶に詰めてタイムカプセルを作り、「(10年後の)次の点呼までしばしの別れです!」という土屋守正副団長(理学部情報数理学科)の言葉とともに解団しました。今回の祝賀会は、この「10年目の点呼」を合言葉に、研修航海で班長を務めていた12名を中心とした有志が企画しました。

祝賀会は、合言葉どおり、研修航海中毎日行っていた朝の点呼と同じく、大西学生長(理学部情報数理学科卒)に人数を報告してスタート。馬渕団長から、「今日ここで皆さんと再会できたことをうれしく思います。温故知新という言葉もありますが、今日の日を節目にこれからの10年を考え、さらに活躍してくれることを期待しています」と開会のあいさつ。団役員だった大山龍一郎教授(工学部長補佐・電気電子学科)の乾杯の後、団役員の近況が報告されたほか、当日参加できなかった研修学生からのビデオメッセージが上映されました。

会場が盛り上がってきたところで、団役員がタイムカプセルを開封。封をしていたガムテープがはがされ、ふたが開くと、会場は大きな歓声に包まれました。その後、友人と思い出の品を見せ合ったり、「何を書いたのか思い出せない」と言いながら自分宛の手紙を真剣な面持ちで読んだりしていた参加者たち。車昂さん(法学部法律学科卒)は、「この研修航海は私の人生を変えた大きな経験でした。それだけに、10年前の自分からのメッセージを読んだ時、悩みもなかった学生時代の日々を思い出してぐっとくるものがありました。懐かしい仲間と再会できて本当によかった」と語っていました。また企画に携わった篠原千惠子さん(文学部ヨーロッパ文明学科卒)は、「研修航海の経験は私自身にとって年々その価値が高まっているように感じています。そしてここに集った友人は、今も互いに支え合える大切な家族のような存在。子どもを連れてきている仲間もおり、家族が増えていくような感覚でとてもうれしい」と話していました。

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