ソーラーカー芦ノ湖スカイライン走行プロジェクトを実施しました

東海大学では3月27日に神奈川県箱根町で、「ソーラーカー芦ノ湖スカイライン走行プロジェクト」(主催=本学、神奈川県、箱根町、芦ノ湖スカイライン株式会社)を実施しました。同プロジェクトは、神奈川県と本学が昨年締結した包括連携協定に掲げられている連携事項の一つ「再生可能エネルギーの導入等の促進」の一環として企画したものです。昨年11月に箱根山の噴火警戒レベルが1(平常)に引き下げられたことを受け、環境先進観光地としての箱根町の安全性をアピールすることも目的です。

当日は本学チャレンジセンター「ライトパワープロジェクト」ソーラーカーチームのほか、神奈川工科大学、工学院大学、サレジオ工業高等専門学校、静岡ソーラーカークラブ、神奈川工科自動車大学校、えこっくる江東の7チームが参加しました。午前9時から芦ノ湖スカイラインでマシンのデモンストレーション走行を実施。その後、レストハウスのフジビューとレイクビューの駐車場で展示会を行いました。会場には、親子連れの観光客や自動車愛好家が来場し、説明員を努めた学生や各チームの監督らからマシンの特徴や性能について熱心に説明を聞いていたほか、乗ってきたスポーツカーを隣に並べて写真を撮影する姿も見られました。

今回のイベントの企画に携わった木村英樹教授(工学部・ソーラーカーチーム総監督)は、「国内ではソーラーカーで公道を走行することは難しいとされてきましたが、今回アップダウンが激しくコーナーの多い芦ノ湖スカイラインを走れたことで、マシンの性能をアピールできたと思います。これからも大学による地域貢献の一環として、学生も活動に携わりながら地域の観光振興や再生可能エネルギーの普及に協力していきたい」と話しています。一方、神奈川県産業労働局エネルギー部地域エネルギー課の天野一課長は、「県と大学による連携事業の一環として今回のイベントを成功できたことは、県にとっても大きな成果です。東海大学だけでなく、地元の警察や芦ノ湖スカイライン株式会社などご協力をいただいたすべての方に感謝しています。東日本大震災から5年が経過し、4月からは電力の自由化も始まります。このイベントが電力の選び方などを考えるきっかけになることを期待しています」と話しました。

また学生たちは、「国内の公道で走るのは私たちにとってもほぼ初めてのことで、とても良い経験になりました。車好きの人たちや子どもまで多くの方が来場し、ソーラーカーや再生可能エネルギーに興味を持ってもらえたことも大きな収穫だったと思います。これからもレースだけでなく、こうした普及活動も大切にしていきます」と話しています。

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