『大学は美味しい!!』フェアで観光学部生が販売を担当しました

東海大学では、5月26日から5月31日まで新宿髙島屋で開催された第9回『大学は美味しい!!』フェア(主催:NPO法人「プロジェクト88」)に、大学オリジナル商品の販売ブースを出展しました。この催しは、全国各地の大学が独自に開発した大学ブランド商品や大学と地域が連携して生まれた商品、各大学のアイデアが生かされた商品などを一般向けに展示販売するイベントです。

本学では昨年度に続き、阿蘇キャンパスの農学部で開発・生産した商品を本学部の教職員が販売する予定でしたが、4月に発生した「平成28年熊本地震」により本キャンパスが被災。大きな被害を受けたためブースの出展を検討していました。そんな中、学生会活動などで阿蘇キャンパスと交流があり、会場に近いことからこれまでも販売のサポートなどに取り組んできた代々木キャンパスの学生会から支援を申し出る声が上がり、観光学部生が中心となって販売を担当することになりました。

今回は、農学部の産学官連携プロジェクトによる取り組みの一環として商品化したムラサキイモのデザートソース「阿蘇の紅」、ヤーコンから作ったシロップ「阿蘇の秘蜜」、ブルーベリージャム「阿蘇の藍彩果」、海洋学部が開発した金山寺味噌「駿河湾の香り」を出展。毎年人気を博してきたベーコンとハムについては、阿蘇キャンパスでの製造ができなかったため、本学からすでに技術移転をしていた専門業者が、岩手県産の豚肉を使っての委託生産をすることとなりました。ブースには連日、多くの来場者があり、観光学部生が試食を勧める中、本学の商品は人気を博していました。

また、フェアでは主催者の提案もあり、長岡造形大学と東京家政学院大学、石巻専修大学が「阿蘇の紅」を活用した「東海大学応援商品」を販売。阿蘇の紅が使われたクッキーやチーズケーキ、ベーグル、アイスを販売し、阿蘇キャンパスの紹介を通じて復興を支援。長岡造形大からは、応援商品の売り上げの一部を学校法人東海大学熊本地震義援募金へ寄付いただくことになりました。長岡造形大の職員からは、「我々も新潟県中越地震を経験し、その際には多くの方々のお世話になりました。今度は私たちが支援しようと、東海大卒業生で本学の和田裕学長の指揮のもとで米粉クッキーを作りました。応援商品の売り上げを通じて少しでも力になりたい」と話しました。

代々木学生会執行委員長の前田剛壮さん(観光学部観光学科3年次生)は、「観光学部では、第7回から販売を手伝わせていただいています。フェアへの出展を継続するため、学生に協力を呼びかけました。昨年度より多い20名以上の学生が協力してくれて、とても頼もしく感じています。会場では東海大学応援商品も販売されており、感謝の気持ちでいっぱいです。今後もじっくりと支援を続けていきたい」と話しました。

販売を担当した阪本真央さん(同)は、「商品を通じて阿蘇キャンパスを多くの人に知っていただきたい、という思いで初めて参加しました。来場した方から”大変なことになりましたが応援しています”といった声もいただきました。この経験を友人たちに伝え、支援の輪を広げるには何ができるか考えていきたい」と語りました。

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