To-Collaboプログラム「ロボットで遊ぼう」を開催しました

高輪キャンパスで7月12日、地域の小学生を対象としたイベント「ロボットで遊ぼう」を開催しました。本キャンパスでは2016年度 To-Collaboプログラムの地域志向教育研究経費に採択された「世代を超えた地の共有を目指した地域連動型教育プログラムの構築」(代表:崔一英 高輪教養教育センター教授)に取り組んでいます。このイベントはその一環で、子どもたちにロボットの仕組みやプログラミングについて楽しみながら知ってもらうことを目的に開いたものです。

「世代を超えた地の共有を目指した地域連動型教育プログラムの構築」は、大学が有する知的資源を活用して子ども向けの教育プログラムを作成し、本学の他キャンパスなど全国規模の地域を巻き込んで実施するための方策を検討しようとするものです。取り組み1年目の昨年度は、地域の小学生を対象に「子ども向け読み聞かせ」や「英語あそび」などの授業コンテンツ作成と運用に一定の成果を得ました。2年目となる今年度は、開発したコンテンツを用いて学生が児童向けに実施し、効果的・持続的な運営方法や、遠隔授業の手法を取り入れたプログラムの利用方法の確立を目指しています。

当日は、小学校1年生から6年生までの児童と保護者約20人が参加。プログラムの共同取組者である渡辺晴美教授(組込みソフトウェア工学科)の研究室で学ぶ4年次生8名が、児童らの指導にあたりました。学生たちは予備1台を含む4台のお掃除ロボットを用意。ゲーム用に開発した独自のコンピュータプログラムによってロボットを動かし、短く切ったストローをゴミに見立てて掃除の速さを競い合ったり、細い通路をぶつからずに通り抜ける「イライラ棒」、ボーリングなどのゲームを子どもたちと一緒に楽しみました。

学生の中心となって準備を進めてきた大塚崇弘さんは、「市販のお掃除ロボットが、プログラム次第でさまざまな動きをすることを知ってもらおうと、皆で楽しめるゲームを考えました。子どもたちがどのようなことに興味を持ってくれるのか、難しすぎないように説明するにはどうしたらよいのかなど悩みました。就職活動の合間を縫っての準備でしたが、この経験は社会に出てからも役立つと思います」と話しています。

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