KMITLの学生を対象にしたラボトレーニングプログラムを実施しました

東海大学では6月1日から7月9日まで、タイ・モンクット王ラカバン工科大学(KMITL)の学生を対象にしたラボトレーニングプログラムを実施しました。理工系や日本語への理解を深める機会として、KMITLと本学の覚書に基づいて例年実施しているもので、今年は24名が参加しました。

KMITLの学生たちは教養学部や理学部、情報理工学部、工学部などの各研究室に配属されて研修に臨みました。このうち理学部物理学科の喜多理王教授の研究室では、非並行統計力学の基礎を、工学部材料科学科の宮澤靖幸教授の研究室ではアルミと銅をろう付けしてその表面の状態を観察するなど材料工学の方法を学びました。電気電子工学科の庄善之教授の研究室では燃料電池に使用する2層キャパシタの製造と性能試験に関するプログラムを実施しました。

参加した学生たちは、「東海大学にはタイからの留学生も多数いて、安心して学ぶことができました。日本での研究の進め方を知れただけでなく、特定のことに集中して取り組む経験を通して科学者に欠かせないスキルが身につくとともに、他の研究室の学生とも交流する機会があり、とても素晴らしいインターンシップになりました」(SRAWUT SASOM・喜多研究室配属)、「日本の先進技術を学びたいと思っていたところ、指導教員が進めてくれたので参加しました。研究室では理論と実験の両方を通してろう付け技術を学ぶことができ、経験を積むことができました。参加してよかったと感じています」(PICHATE MALAIMARN・宮澤研究室)、「燃料電池についてより深く学びたいと思い参加しました。研究室には日本人だけでなく、中東や東アジア各国からの留学生もおり、文化交流の意味でもとても有意義だったと感じています。皆フレンドリーで専門的なことにもわかりやすく説明してくれたので、リラックスして学ぶことができました。後輩たちにもぜひ勧めたい」(MONGKON MANEENETRさん・庄研究室)と話していました。

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