「東海大学産学連携フォーラム2016」を開催しました

産官学連携センターでは、12月14日に横浜情報文化センターで、「東海大学産学連携フォーラム2016」(共催=横浜企業経営支援財団)を開催しました。このフォーラムは、企業との共同研究及び技術移転に向けた情報を共有し、研究成果の社会還元(産学連携)に繋げる契機、交流の場とすることを目的に開催しています。今回は、企業や行政の担当者ら120名が参加しました。

基調講演では、「中小企業こそ産学連携と知財マネジメントを」と題して三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社政策研究事業本部東京本部の渡部博光副本部長が登壇。「中小企業は経営資源に乏しいことが多く、さまざまな外部資源を活用する必要があります。その際に有効な手段の一つとして挙げられるのが産学連携です」と指摘し、これまでに成功を収めた産学連携の実例を挙げながら、企業の目線に立った大学との連携方法について説明しました。さらに、公益財団法人横浜企業経営支援財団の大澤吉輝常務理事が、同財団による産学連携支援事業をはじめ、国や横浜市からの補助金について紹介しました。

続いて、本学の吉田一也副学長(研究担当)が、開学当初から産学連携に取り組んできた実績や産学連携・研究支援プログラム「東海大学 TIARA(Technological Innovative and Revolutionary Action) プログラム」を紹介。総合研究機構をプラットフォームとして、研究担当副学長を中心に産業界との連携を図る本プログラムの概要などについて語り、「本学は全国に広がるキャンパスに13研究所、18研究科、18学部・77学科専攻課程という幅広い研究分野を擁しています。企業の皆さまとTIARAプログラムを用いて、組織対組織の強固な産学連携を進めていきます」と語りました。その後、産学連携事例の紹介として今年8月に「廃棄生コンを再生利用した超低炭素コンクリートの開発」の研究で「第14回産学官連携功労者表彰」環境大臣賞を受賞した工学部土木工学科の笠井哲郎教授が研究内容を紹介。さらに3名の教員が研究成果を披露しました。

また当日は、産学連携の実例を紹介するパネル展示や経営支援相談・産学連携相談ブースを設置し、参加者と積極的な意見交換が行われました。

当日の講演内容については、下記URLをご参照ください。
https://www.u-tokai.ac.jp/research/forum/2016/theme.html

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