生物学科3年次生の田中駿さんが「第22回上級バイオ技術者認定試験」の成績優秀者に選出されました

生物学部生物学科3年次生の田中駿さんが、このほど合格者が発表された「第22回上級バイオ技術者認定試験」の成績優秀者に選出されました。この認定試験は、日本バイオ技術教育学会が主催。バイオ技術者が持つべき知識、技術を認定することを目的とした制度です。毎年1回、初級は7月、中級・上級は12月に実施されています。上級は、バイオ技術分野の基礎(核酸、タンパク質、機器等)から、応用(微生物バイオテクノロジー、動物バイオテクノロジー、植物バイオテクノロジー)に至る幅広い知識を持ち、バイオ関連実験を適切かつ安全に実行しうる能力をもっていると認定されます。

本学科の教育内容にも合致していることから、学生が客観的に自らの力を確認することなどを目的に受験を促しており、2年次生で中級、3年次で上級の受験を勧めています。昨年12月18日に行われた今年度の試験では、中級は全国で1,709名が受験し1,216名が合格、上級は全国で657名の受験者中346名が合格し、そのうち田中さんも含めた13名が成績優秀者として表彰を受けています。なお、本学科からは、上級9名、中級10名が合格しました。上級は受検者全員が合格です。

3月9日に札幌キャンパスで、主催者から贈られた賞状と記念品を手にした田中さんは、「2年次に生物学科教授の網野真一先生(生物学部長)から勧められて、自分の力を測ろうと中級にチャレンジしました。今回は、学科で学んできた成果を証明するとともに、もうすぐ本格化する就職活動に生かそうと力を入れました。普段の授業での課題やアルバイト、就職活動への準備などの合間を縫って、授業で学んできたことを振り返るとともに、過去問題などにも取り組んできたのですが、試験ではあまり満足いく回答はできませんでした。ですから成績優秀者に選ばれたと聞いたときには驚きました。一方で努力が実を結んだとうれしくも思っています。サポートしてくださった先生方に感謝しています」と話しています。

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