東海大学 CHALLENGE CUP 2017 第5回マイコンカーラリー 熊本大会を開催しました

熊本キャンパスで3月4日に、「東海大学 CHALLENGE CUP 2017 第5回マイコンカーラリー(MCR)熊本大会」を開催しました。MCRは、マイクロコンピュータで制御された完全自律走行四輪マシンを使って、クランクやS字が設けられた約50mのコースを走破する正確性やタイムを争う競技です。ものづくりの楽しさを伝えるとともに、日ごろ培った技術を試す場を提供しようと2013年から本学が主催しています。熊本キャンパスで活動するチャレンジセンター「先端技術コミュニティACOT」、「メカトロマイスター」のメンバーや基盤工学部の学生が運営をサポートしました。

例年は高校1、2年生を対象にした「高校生新人の部」と高校3年生や大学生、社会人が参加する「一般の部」の2部門で実施していましたが、今年はプログラミング初心者にもより多く参加してもらおうと、年齢制限を設けない「Basic Class」を新設。これまでにあった2部門は、「Advanced Class高校生新人の部」、「Advanced Class一般の部」に名称を変更し、3部門それぞれで優勝を争いました。

当日は熊本県や福岡県を中心に全国各地から高校生約60名、大学生、社会人約30名が出場。開会式では岩橋正國教授(基盤工学部教授・大会実行副委員長)があいさつで、「今日は、皆さんが努力をしてきた成果が発揮される日です。達成感を感じてもらうとともに、『これからもものづくりを続けたい』と思ってほしい。よい結果が出ることを楽しみにしています」と参加者にエールを送りました。予選は走行回数無制限でベストタイムを争い、Basic Class上位8名、Advanced Class高校生新人の部上位16名、Advanced Class一般の部上位8名が決勝トーナメントに駒を進めました。1対1による勝ち残り方式で熱戦が繰り広げられ、Basic Classでは予選3位の苅田工業高校の皆川市彩さん(1年)が20秒58で優勝しました。Advanced Class高校生新人の部では、熊本工業高校の池田明日香さん(1年)が決勝トーナメント4試合すべてで11秒台をマークする高記録で頂点に。Advanced Class一般の部では、予選を2位で突破した個人参加の徳永弦久さんが決勝で予選1位の中村彰男さんを11秒69で破り、優勝を果たしました。なお、Advanced Class両部門の優勝者で争われたグランドチャンピオン大会では、池田さんが11秒71と徳永さんを0.26秒上回り、総合優勝を勝ち取りました。

本学からは、Basic Classにメカトロマイスターの古川貴博さん(基盤工学部電気電子情報工学科2年次生)とACOTの木下雄介さん(同)が、Advanced Class一般の部にはメカトロマイスターの堀青蓮さん(同)が出場。惜しくも予選で敗れましたが、堀さんは、「昨年度は決勝トーナメントに残れたので、結果に満足はしていませんが、ほかの参加者の車体や走行を見て、ギアやプログラミングなど参考になる部分も多かった。よい刺激になったので、来年度に向けて努力を続けたい」と話していました。

基盤工学部の学生やACOT、メカトロマイスターのメンバーは副審をはじめ車検や記録用の写真や動画の撮影などで運営にも参加。小中学生を対象とした「マイコンカーラリー・プログラミング入門教室」も開催し、メカトロマイスターの中村愛さん(同)は、「小学生に教える難しさを感じたが、自分でプログラミングした車体が走ると笑顔を見せてくれたのでよかった」と話していました。

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