高輪キャンパスでランチを無料化する「0飯プロジェクト」を実施しました

高輪キャンパスの学生食堂で11月28日、学食内に掲出する企業の広告費でランチを無料化する「0飯(ゼロめし)プロジェクト」を実施しました。この企画は、11月1日から30日まで株式会社ジャステックのインターンシップをPRするポスターやシールを学食の壁や柱、テーブルなどに掲示し、広告費の一部をメニューの無料化にあてるもの。情報通信学部経営システム工学科の田畑智章准教授の呼びかけで月に1度開催している「ビジネス研究会」が発案したアイデアが、ジャステックの広告協賛を受けて実現。田畑准教授の研究室に所属する学生が企画、運営を担当しました。

当日は、「就活応援ジャス飯」とネーミングされたトルコライスを200食限定で提供しました。トルコライスは長崎県発祥のB級グルメで、ピラフがアジア、スパゲッティがヨーロッパ、間に盛り付けられたポークカツがトルコを表し、トルコがアジアとヨーロッパの架け橋であることを表現している料理であることから、この企画が企業と学生をつなぐ架け橋になるようにとつくられた限定オリジナルメニューです。ジャス飯を利用する学生は、学食の入り口で学生証を提示して食券と交換する仕組みで、昼休みが始まる前に食券は完売。学生たちからは「男子学生でもお腹いっぱいになるボリューム」「お金がなくて昼食を抜くこともあるので、無料化はとてもありがたい」と好評の声が多く聞かれました。また、協賛広告は学生の目線やテーブルの目につきやすい場所を計算して掲示したことから、「就活に本腰を入れようという気持ちになった」「卒業生も多く入社している企業だと書いてあったので興味がある。さっそくエントリーします」など、広告効果がみえる意見もありました。

田畑准教授は、「高輪キャンパスでは、毎年3月に行う合同企業説明会に合わせて大学院生が研究室ごとにポスター発表を行うのですが、『0飯プロジェクト』のメンバーが学部生としてその場に参加し、その内容にジャステック様が興味を持ってくださりました。学生が主体となり、企業からの広告費で学食メニューを無料化する試みはおそらく日本の大学で初めてなので、今回の結果をきちんと振り返って分析し、次回につなげていきたい」と語りました。また、プロジェクトに参加したモハメッド麻夢さん(4年次生)は、「節約のため昼食を抜く学生や、安さと手軽さからコンビニを利用する学生が多く、“お金をかけずに学食で昼食を食べる”ためにはどうすればいいか考えました。食材以外にかかる経費や広告費の相場など初めて知ることばかりでしたが、企業の方からのアドバイスや学生の反応から初めて気づくことも多く勉強になりました」と振り返りました。

今回の販売状況や広告効果は学生がまとめてビジネス研究会で報告し、第2回は来年4月に実施予定です。

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