札幌ボランティアプロジェクトが今年度の除雪活動に取り組みました

札幌キャンパスで活動する東海大学チャレンジセンター・札幌ボランティアプロジェクトがキャンパス近隣世帯での除雪活動を展開しました。本プロジェクトは2008年度に「福祉除雪プロジェクト」として発足し、キャンパス周辺の町内会会員の中から、自力で除雪が困難な世帯を対象に希望を募り、除雪支援ボランティアに取り組んできました。17年度からは活動の幅をさらに広げようと現在の名称に変更。10年目を迎えた今年度は学生69名が参加し、31世帯を対象として授業の合間や放課後に各世帯を訪問し、除雪活動に取り組みました。

学生たちは昨秋から各戸を訪問して世帯主と面談し、除雪が必要な場所についてカルテを作成。さらに少人数のメンバーでも効率的な除雪が行えるよう、除雪方法の効率化、除雪マニュアルの作成などさまざまな対策を立てて冬に備えてきました。昨年12月4日から除雪活動を開始すると、2月12日までに8回にわたって延べ19世帯に出動。今年度の札幌は降雪があってもすぐに溶けてしまうことが多く、例年よりも出動回数は減少しました。しかし、除雪は1軒あたり30分から1時間かかる重労働であり、毎回約9人ずつのメンバーが協力し合いながら降り積もった雪と格闘しました。対象世帯の方からは、「毎年、近所の学生さんたちに助けていただいてほんとうにありがたい」「無償で雪かきをしてくれて助かっています」といった声が寄せられました。

プロジェクトリーダーの藤盛将仁さん(国際文化学部国際コミュニケーション学科3年次生) は、「期間中は雪が少なかったとはいえ、急に降り積もることもあり急きょチームを結成して出動するなど対応してきました。対象世帯の方からは“除雪の大変さを理解しているので無償で頼むのは気が引ける”という声もありますが、事前の訪問や活動中のコミュニケーションを通じて『気を使わなくていい』関係を築いていきたいと思っています。一方で、除雪の協力団体を募ったり、町内会との連携を深めたりと活動のさらなる活性化に向けて対策を講じていく必要もあります。さまざまな課題を解決して活動を継続していきたい」と話しています。

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