Global Citizenship Seminar「Get the Wings for the future~未来の翼の飛んだ先~」を開催しました 

湘南キャンパスのインターナショナルカフェで10月11日に、Global Citizenship Seminar(グローバル・シティズンシップ・セミナー)を開催しました。この催しは、東海大学グローバル推進本部が主催し、キャンパスの国際化を進めるためにさまざまな分野の専門家や目標に向かって挑戦を続ける学生や教員が全編英語による講演を行うものです。今回は「Get the Wings for the future~未来の翼の飛んだ先~」と題し、東海大学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクトの人力飛行機チーム(TUMPA)に所属するプロジェクトメンバーの新井由香さん(大学院工学研究科機械工学専攻1年次生)と那須順敬さん(工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻4年次生)、東使利親さん(同3年次生)の3名が講師を務めました。

講演ではまず、今年8月までTUMPAのリーダーを務めた東使さんがチーム内の翼班やプロペラ班、フレーム班といった各班の役割と人力飛行機のパーツについて紹介。続いて、新井さんがプロペラの製作過程やテストフライトのスケジュールとその内容、同チームが毎年出場を目指す「鳥人間コンテスト」の概要を語りました。さらに、2016年に取り組んだ、パナソニック単3形乾電池「エボルタ」を動力に用いた電気飛行機による世界最長距離の有人飛行のギネス世界記録を目指す「エボルタチャレンジ2016」について説明し、「本番に至るまでメンバー同士協力し、アドバイスを送り合いました。いい思い出だけではありませんが、チームメンバーたちに感謝しています」と語りました。

パイロットを務める那須さんは、人力飛行機のパイロットを志したきっかけや日々のトレーニングの内容について語り、実際に3本ローラー台と自転車を使ったトレーニングを実演。コックピットから撮影した飛行中の様子も動画で紹介しました。さらに、「TUMPAの活動を通じて学んだのは、メンバーの大切さ。コックピットでは1人ですが、メンバー全員の力がないと空は飛べません。全てのメンバーが飛行機を作り上げるから飛ぶことができます。活動を通じて得た仲間は大学を卒業しても宝物です」と熱く語りかけました。

最後には質疑応答も行い、留学生たちから「人力飛行機のコントロールシステムについて教えてください」や「人力飛行機はどの程度の距離を飛びますか?」「パイロットの体重は飛行に影響しますか?」といった質問が相次ぎ、メンバーたちが一つひとつ丁寧に回答。終了後には記念撮影をする様子も見られるなど盛況となりました。

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