第76回建学記念式典を挙行しました

学校法人東海大学の第76回建学記念式典を、建学記念日にあたる11月1日に湘南キャンパス2号館大ホールで行いました。式には、ベネズエラ・ボリバル共和国やトンガ王国、ブルガリア共和国などの各大使館関係者ら、国内外から多くの来賓を迎え、松前達郎総長、松前義昭理事長をはじめとする学園関係者、在学生とその保護者、同窓生ら多数が参列しました。

開式にあたって松前達郎総長が、出席者への謝辞を述べるとともに「東海大学は、明日の歴史を担う強い使命感と豊かな人間性をもった人材を育てることにより、『調和のとれた文明社会を建設する』という理想を高く掲げながら今日まで歩んできたのであります。また、学園は昨年、建学75周年という大きな節目を迎え、創立者・松前重義の掲げた建学の精神を再認識し、来るべき100周年に向けてこれを具現化するためのさまざまな改革に取り組んでいるところです。本日建学76周年を迎え、学園は新たな一歩を踏み出します。教職員はもとより同窓生、校友会の皆さまなど本学に関係するすべての方たちがあらためて建学の精神を見つめなおし、心を一つにすることを願っています」と語りました。

式辞には松前義昭理事長が登壇し、冒頭で昨年度まで実施した建学75周年記念事業募金の協力に対する謝辞と、湘南キャンパスに設置した寄付者銘板と同じく記念事業として行った2号館大ホールのアニバーサリーシートに設置した寄付者銘板について報告。続いて創立者・松前重義の生涯をはじめ、東海大学の源流となった望星学塾と建学の歴史を振り返り、「私学にとって重要なものには、変えてよいものと変えてはならないものがあります。変えてはならないのは『建学の精神』でありその教育の理念であります。変えてよいものは時代の変遷に伴う教育のタスクであり、プロセスであります。学園は昨年、建学75周年を機に、100周年に向けたメッセージとして『Think Ahead, Act for Humanity~先駆けであること~』を掲げました。このメッセージと創立者・松前重義の情熱と理想を胸に、学園にかかわるすべての皆さまとともにこれからも歩み続けてまいります」と力強く語りました。

式中には教職員の永年勤続者表彰も実施し、勤続30年が93名、勤続20年が69名、合計162名を代表し、勤続30年の津山憲司付属福岡高校校長が松前義昭理事長から表彰状と記念品を授与され、同じく勤続30年の島田英雄医学部付属大磯病院長(医学部教授)が代表謝辞を述べました。

来賓祝辞では伊勢原市の髙山松太郎市長が、「東海大学と当市は平成20年に包括連携協定を結んでおり、医療にとどまらず防災や観光、教育などさまざまな分野で提携事業を展開してまいりました。また、市内では広域幹線道路の工事が進むなど環境の変化が進んでおり、自治体と大学の果たす役割はますます大きくなっています。今後も連携を強固にし、地域の課題解決と活性化に取り組んでいきたいと考えています」との言葉をお寄せいただきました。また、湘南キャンパスで開催中の第64建学祭実行委員会の委員長を務める尾島匠さん(工学部4年次生)も登壇。「今回の建学祭のテーマは『Build UP』、積み上げるという意味です。昨年度は建学75周年記念ということもあり盛大に開催され、約10万人もの方々にご来場いただきました。今年度は私たち学生一同も、75周年からその先に向けた一歩を踏み出すために、過去よりも今、今よりも未来へと建学祭をつくるべく努力していきます」と決意を述べました。

式の最後には、10月27日に開催された全日本吹奏楽コンクール・大学の部で金賞を受賞した吹奏楽研究会による記念演奏もあり、同コンクールで自由曲として演奏した『トリトン・エムファシス』(長生淳作曲)を披露。髙野二郎副総長が閉式のあいさつを行いました。

なお、建学記念式典の開式前には、本キャンパスの松前記念館前で「建学75周年記念事業募金寄付者銘板」の除幕式を挙行。松前達郎総長と松前義昭理事長、山田清志学長が幕を引くと、集まった学園関係者らから盛大な拍手が送られました。

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