人文学部では就職セミナー「小中高生の“なりたい職業No.1” 地方公務員の実態に迫る」を開催しました

人文学部人文学科では7月23日に清水校舎で、1年次生を対象にした就職セミナー「小中高生の“なりたい職業No.1” 地方公務員の実態に迫る」を開催しました。本学部には公務員を志望する学生が多くいることから、1年時からキャリア設計と採用試験に向けた準備を進めてもらおうと実施したものです。

当日は海洋学部海洋文明学科2年次生も参加。冒頭で人文学部の川﨑一平学部長があいさつし、「今日参加した学生の中には、公務員に安定した職業というイメージを抱いている人が多いと思います。しかしそこだけを見て、公務員を目指してほしいとは思いません。私の両親はともに公務員でしたが、使命感を持って働きに出ていました。その姿を見て私は父親と母親を誇りに思っていましたし、皆さんも地域のため、国のために使命感を持って働いてほしいと思います。現在の社会情勢は新型コロナウイルス感染症の拡大やロシアによるウクライナ侵攻、エネルギー問題などにより非常に不安定な状態にありますが、教職員一同皆さんの夢がかなうようにサポートしていきますので、一緒に努力していきましょう」と話しました。

セミナーではまず、大原法律公務員専門学校静岡校の大石健二校長が「公務員になる方法を一から解説します」と題して講演。「一言で公務員といっても、国家公務員や地方公務員といった区分をはじめ、さまざまな職種に分かれています。採用試験の内容もそれぞれ異なるため、できるだけ早い段階で将来どの職種に就きたいのかを決め、対策を始めてください」と語り、主に地方公務員採用試験の概要や必要な知識を説明しました。その後、静岡市葵福祉事務所の藤本青さんや海洋文明学科の卒業生で、現在長野県諏訪建設事務所に勤務する内木駿さんらが公務員を目指したきっかけや現在の業務内容などを紹介。質疑応答では参加学生から「採用試験の勉強は、どんなテキストを使って勉強していましたか?」「公務員と一般企業の採用試験を並行して受けるのは日程や準備の観点で難しいですか?」といった質問が寄せられ、登壇者が一つひとつ丁寧に回答していました。

参加した学生は「公務員になりたいという目標は決まっていても、どうやって準備を進めればよいのかわからない部分が多かったので、とても参考になりました」「公務員として実際に働いている方の話を聞いて、職業のイメージや自分がやりたい業務の内容が定まりました」と話していました。