「折戸湾環境創造プロジェクト~折戸湾を科学しようぜ!~」に協力しました

海洋学部では9月28、29日に、清水キャンパスと本学の臨海実験場で行われた静岡市の清水港開港120周年記念事業の一つである「折戸湾環境創造プロジェクト~折戸湾を科学しようぜ!~」に協力しました。講義や生態調査を通じて、市内の中高生に折戸湾の生物多様性と環境について理解してもらうことが目的です。本学部の教員と学生が指導に当たり、両日とも24名の生徒が参加しました。

28日は初めに、水産学科生物生産学専攻の高見宗広講師が事前に採捕した魚を見せながらどのような種類が生息しているかを説明。興味のある何名かの生徒には釣りに挑戦してもらい、「シロギス」が釣れる場面もありました。その後は環境社会学科の廣瀬慎美子准教授による解説で、一定の面積ごとにどれだけの生物が棲んでいるのかを調べる定量調査を実施。「桟橋の下」「水際」「水たまり」「陸側」の4班に分かれ、それぞれコドラート(枠)を置いて枠内にある泥やカキ殻を採取し、ふるいに入れて洗ったあと、ピンセットを使って貝やゴカイの仲間を採集しました。

29日は清水キャンパスの生物学実験室に場所を移し、班ごとに採集した生き物を分類。学生たちが指導役を務める中、真剣な表情で同定に取り組んだ生徒たちは、陸に近い場所と海に近い場所、潮が引いたあとの水たまりなど、同じ生物でも場所によって採集できた数が違うことや、今年4月に実施した結果との違いなどを比較し、気づいた点を班ごとに発表しました。

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